J.D.パワーのコード決済満足度調査
J.D.パワーはQRコード・バーコード決済サービス顧客満足度調査の結果を発表した。対象者は2019年12月から2020年02月の間にQRコード・バーコード決済を利用した3000人。第1回目となった前回の調査と比較すると、1週間の間に複数回、決済サービスを利用している人の割合は増加している。また、今後も決済サービスを利用したいという割合も10pt増加している。決済サービス利用金額についても増やしていきたいと回答した割合が2pt増加した。サービスごとの総合満足度も発表され、前回に引き続き「PayPay」が1位となった。2位は「au Pay」、3位は「楽天ペイ」となった。
─ YODOQの見方───────────────────────────
海外でもスマホを使った決済は普及してきています。しかし、日本で普及しているQRコード・バーコード決済よりもカート情報を登録したスマホをレジの端末にかざして決済を行う非接触型決済が普及しています。
欧米ではVISAによる「Visa payWave」とMastercardの「Mastercardコンタクトレス」がよく使用されている非接触型決済になります。欧米で非接触型決済が普及した背景にはクレジットカード利用の問題があります。
欧米ではクレジットカードの利用においては、スキミングなどの不正利用、カードの偽造問題があり、それらの対策としてICチップ型のクレジットカードの普及および、手軽かつ安全な非接触型の決済システムの開発が急がれました。クレジットカード利用時に必須となるサインや暗証番号の入力が不要である手軽さや、端末をかざすだけで決済が完了する迅速さから欧米では非接触型決済が急速に浸透してきています。
日本でも2019年から対象のカードの発行が開始されています。海外との行き来が今後も増えることを考えると、是非とも持っておきたいものです。