マスク・手洗いで肌荒れ増
新型コロナウイルス対策としてマスクの着用やせっけんによる手洗い、アルコール消毒などを行うことが日常的になり、それらが原因の肌荒れに悩む人が増加しているそうです。
スキンケア商品を手がけるザ・プロアクティブカンパニーの5月初旬の調査(10~40代の女性381人が回答)では、7割の人が「緊急事態宣言後、マスクをしている部分が肌荒れした」と答え、具体的な症状ではニキビができた人が6割近くいたとのことです。
マスクをしていると息でマスクの中が蒸れてしまい、肌の角質がふやけて毛穴も詰まりやすくなることで、ニキビが増えやすくなります。
また、アルコール消毒液や殺菌効果の高い石鹸を頻繁に使用することで、必要な皮脂まで取ってしまう恐れがあり、肌荒れの原因となっています。皮膚の表面にある角質層は本来、雑菌が入るのを防ぐ役目がありますが、手が荒れることでひび割れた角質層の隙間から雑菌が入りやすくなってしまっています。
引用:https://www.asahi.com/articles/ASN5X5Q1CN5SUTFL005.html
─ YODOQの見方───────────────────────────
肌荒れの原因となるのは蒸れ・汗・乾燥・摩擦などが考えられます。
肌荒れを防ぐための対策をいくつかご紹介します。
・不織布マスクが蒸れにくくするためには、マスクの内側にガーゼを1枚挟む
(ガーゼがなければハンカチや着古したTシャツでも大丈夫)
・マスクの内側にティッシュ・キッチンペーパーなどを挟み、汚れが気になったらその部分だけを取り換えることで清潔に保つ
・マスクが蒸れたら、汗の刺激を受けないように新しいマスクに取り換える
・肌から失われた水分と油分を補う保湿ケアを行う
・摩擦を軽減するためにコットン・リネン・シルクなどの天然素材のマスクを使用する
・手を洗う度に手の状態に応じたハンドクリームを塗る
(手の甲の方が荒れやすいので、先ずは手の甲を重ね合わせて広げて手の平ですりこむのが効果的)
・手を洗った後は乾いた清潔なタオルなどで拭く
・バランスのとれた食事を摂る
・十分な睡眠をとる
緊急事態宣言が解除されたとはいえ、新しい生活様式としてマスクの着用や手洗い・消毒は続けていかなければなりません。色々なメーカーが独自の素材や得意な分野を活かしたマスクの製造販売を始めています。不自由な中、少しでも快適に過ごせるよう自分にあったマスクを選んだり、肌荒れを防ぐ工夫をしながら生活していきたいものです。
また、マスクに似合うヘアスタイル「マスクヘア」を美容師の方がインスタグラムで発信しています。
マスクを作ることだけでなく、マスク着用を前提とした商品やサービスも出てくるかもしれません。