サーバ管理会社が契約更新ミス 「ふくいナビ」全データがクラウドから 消失、復旧不能に

福井県の産業を支援する公益財団法人ふくい産業支援センターが運営するポータルサイト「ふくいナビ」の全データが、サーバ管理会社であるNECキャピタルソリューションの社内手続きミスにより、完全に消失した。データの復旧も不可能という。
同センターとNECキャピタルソリューションは、今年10月31日まで「ふくいナビ」のクラウドサーバの賃貸借契約を結んでおり、10月13日にその契約を更新していたが、NECキャピタルソリューションの社内手続きのミスで更新の手続きがされておらず、貸与期間が終了したとして全データが削除されたという。

引用:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2011/09/news064.html

─ YODOQの見方───────────────────────────

2012年6月にファーストサーバが顧客データの消去という事件を起こし、小林製薬やサイボウズ、海遊館のデータが飛んでしまい、復旧が不可能な状態となってしまい大きな問題となった。
その事件によって信頼が失墜してしまったファーストサーバは第三者調査委員会を立ち上げ、「ヒヤリハット」を実施した。
「ヒヤリハット」とは重大な事故には至っていなくても、それらを見過ごすことで重大事故に発展する可能性のある突発的なことやミスに “ヒヤリ” としたり、“ハッと”したりすることをいう。「ヒヤリハット」の事例を挙げて、それに対する原因究明や対策、改善策を出すことで重大事故を防ごうというものだ。
「ヒヤリハット」はどのような業種や仕事でも起こりうるものなので、常に意識し部署内や社内など必要な範囲で情報を共有することが重要である。
また、各自が自分なりの「ヒヤリハット」を意識すれば業務は改善されると思うので、是非実施して頂きたい。