ベルマーク アナログ作業は 変わるのか

集めるだけでも一苦労なのに、それを切って、貼って、数えてと…家族を巻き込み大変な思いをした方も多いのではないでしょうか。そもそもベルマークはどのような仕組みで、何ができるのでしょうか?始まったのは昭和35年(1960年)でした。当時はまだ必要な備品がそろっていない学校があり、継続的に学校の設備を整えるために生み出されたのがベルマーク運動でした。新聞社が設立したベルマーク教育助成財団が事業を運営しています。参加団体として登録された学校(PTA)や公民館単位で集めたベルマークを財団に届けると、1点が1円に換算されて「ベルマーク預金」がたまります。この「預金」で子どもたちに必要な備品を購入することができるのです。この資金は、ベルマークを付けた製品を製造販売する「協賛会社」が、回収されたベルマークの点数に応じて財団に支払います。

●回収やめる学校も 負担大きく
負担の大きさからベルマークの回収をやめる学校も出ています。東京・江東区の豊洲北小学校は、2年前にベルマークの回収をやめました。PTA会長を務めている浅見純一郎さんは、保護者の中には共働きの家庭が多く負担が大きかったと言います。

●効率化が最大の課題 自動読み取り化できるか?
集計作業が「大変だ」という声は運営する財団にも届いていて、こうした作業のデジタル化を目指す取り組みが行われています。かつて、ベルマークをQRコードにして管理する案も検討されましたが、技術的に難しいことがわかり頓挫しました。いまは、ベルマークを自動で読み取って集計できる仕組みの研究が進められ、デジタル化の実現が期待されています。

引用:ベルマーク アナログ作業は 変わるのか

─ YODOQの見方───────────────────────────

2013年より東日本大震災で被災した東北地方の学校支援を目的とした「ウェブベルマーク運動」が一般社団法人ウェブベルマーク協会にて発足しました。
仕組みとしてはウェブベルマーク協会への協賛会社のオンラインショップのアフィリエイト収益を従来のベルマークと同じく被災地の教育資材等の支援へ充てられます。
震災から10年にあたる2021年3月11日に、開設当初から行っている東北の被災校支援だけでなく、今後日本で起こるさまざまなアクシデントの際に、全国の学校を支援できるようなプラットフォームとして活動する「ウェブベルマーク・ショッピング」としてウェブベルマーク運動がリニューアルされました。
参考:これまでの活動「ウェブベルマーク・ショッピング」に加え「ウェブベルマーク・クラウドファンディング」がスタート

よく使うECサイトのブックマークをウェブベルマーク経由のURLに変更するだけで、自己負担なく子どもの学校、所属地域の学校、被災地学校への支援が可能です。
震災から10年経ちましたが、まだ復興しきれていない部分もあります。同じ、ECサイトを利用されるなら、今一度復興支援も含め、地域社会への支援として取り入れてみてはいかがでしょうか。