至急、Windows Updateの適用を
情報処理推進機構(IPA: Information-technology Promotion Agency, Japan)は1月13日、Microsoftから提供された2021年1月の修正プログラムを至急適用するように呼びかけた。修正対象となっている脆弱性「CVE-2021-1647」を悪用した事実が確認されており、今後被害が拡大するおそれがあると指摘している。
これらの脆弱性を悪用された場合、アプリケーションプログラムが異常終了したり、攻撃者によってパソコンを制御されたりして、様々な被害が発生するおそれがある。
引用:至急、Windows Updateの適用を
参考:Microsoft製品の脆弱性対策について
─ YODOQの見方───────────────────────────
Windows Updateは、PCにインストールされたWindows OSを最新の状態に保つことを目的とした機能です。
果たす役割としては、問題点や不具合の改善、新機能の追加、脆弱性の修正、が挙げられます。
この内、『問題点や不具合の改善』は、該当の問題点や不具合で困っていない場合はあまり関係がなく、『新機能の追加』についても、その新機能を必要としない場合は関係ありません。
重要なのは、『脆弱性の修正』です。
Windows Updateでは、製品出荷後に見つかった各種脆弱性を修正・改善し、無効化してくれます。
逆に言うと、Windows Updateを適用していなければ、脆弱性を利用した攻撃やウィルスの被害にあう可能性がある、ということです。
その例が、1月13日の修正プログラムで対象となった、脆弱性「CVE-2021-1647」を悪用したケースにあたります。
Windows Updateに時間がかかることから、アップデートを後回しにしがちなこともあると思いますが、そういった方も、パソコンの使わない任意のタイミングで、手動の更新作業を行い、OSを最新の状態にすることをおすすめします。
Windows 10の場合、画面左下の『Windows』から『設定』→『更新とセキュリティ』→『Windows Update』とクリックすると、Windows Updateの画面が表示されます。
この画面上で、『お使いのデバイスは最新の状態です。』と表示されていれば問題ありません。
確認してみてはいかがでしょうか。