Twitter、24時間で消える「フリート」終了 トレンドのトップに

米Twitterは8月3日、予告通り24時間で消える投稿サービス「Fleet(日本では「フリート」)」の提供を終了した。終了後、一時期「フリート」がTwitterの日本のトレンドで1位になった。
フリートは、昨年3月にテストが始まり、日本では昨年11月から提供開始したばかりだった。
フリートは、動画や画像にコメントを追加して投稿できる機能。従来のツイートと異なるのは、動画や画像がメインの機能であることと、タイムライン最上位に表示され、投稿後24時間で消える、という点だった。

引用:Twitter、24時間で消える「フリート」終了 トレンドのトップに

─ YODOQの見方───────────────────────────

なぜフリート機能はこの短期間でサービス終了になったのでしょうか。
Twitter社がフリートを導入した目的は、ツイートをためらってしまうようなライトユーザーに、より気軽にTwitter交流してもらうためでした。
しかし、元から頻繁にツイートするようなユーザーのみがフリートを使用したため、ライトユーザーにとっては逆に参加しづらいサービスとなってしまったようです。
実はフリートはInstagramにおけるストーリーズとほぼ同一の機能でした。
フリートが、ストーリーズのような気軽で活発な使われ方をしなかった要因は、SNSの性質やニーズが異なっているからだと考えられます。
Twitterは他のSNSと比較して、開けたSNSです。
リツイート、ハッシュタグ、それらによって発生するトレンドをはじめ、フォローしていないユーザーの投稿を目にする機会は非常に多いためです。
逆にInstagramは、基本的に他人の投稿を共有しづらく、フォローしていない投稿が自分のタイムラインに表示される数が非常に少ないため、閉鎖的だといえます。
だからこそInstagramにおいてストーリーズは、限られた友達に今何をしているかを気軽に伝えるツールとして活発に利用されています。
Twitterにおいては、他のSNSよりオープンな会話の場を提供できることの強みを活かしたサービスを作れるかどうかが成功のカギとなりそうです。

参考:TwitterのFleet(フリート)機能とは?使い方を解説

参考:Twitter「フリート」廃止 Instagramストーリーズと明暗を分けたSNSの性質