共通テスト「情報」、浪人生に別問題 初出題の25年 文科省方針
2025年の大学入学共通テストで初めて出題される教科「情報」について、文部科学省は、浪人生向けに別の問題を出題する方針を決めた。現役生として25年の共通テストに臨む学年と、それより上の学年では「情報」の授業で学ぶ内容が異なるためで、この年に限って経過措置として浪人生向けの問題を用意する。現役生は、浪人生向け問題を選ぶことはできない。浪人生への経過措置をめぐっては、15年の旧大学入試センター試験で、数学・理科で旧指導要領の内容を反映した別の問題が用意されたことがある。
引用:https://www.asahi.com/articles/ASP7Z3WFKP7ZUTIL016.html
─ YODOQの見方───────────────────────────
2022年から「情報Ⅰ」という科目が必須になり、授業を受けた人受けていない人の間で、今後ますますITリテラシーの格差が生まれることが予想されます。
文部科学省が出している「情報Ⅰ」の教員研修用教材をみたところ、
4章に分かれていて、
「第1章 情報社会の問題解決」
「第2章 コミュニケーションと情報デザイン」
「第3章 コンピュータとプログラミング」
「第4章 情報通信ネットワークとデータの活用・巻末」
とあり、第3章のコンピュータとプログラミングでは、フローチャート図を用いて、プログラムを作成する内容が書かれていました。
4年制の大学であれば、2029年卒の新入社員から情報Ⅰを高校で受講し、入試テストでも情報の問題を経験している人が出始めることになります。ヨドックでは、新入社員に対して「IT技術者教育」を基本から実践も含めて丁寧に行っています。大学での専攻が文系であっても、システム会社の社員として業務につけるまでになる講義内容なので、座学・実技とも基本的なことから始めますが、高校で基本的な内容を受講しているのであれば、今後は講義内容の見直しが必要になってくるかもしれません。
また、「情報Ⅰ」を受けていない人問題に関しては、教員にも大きく影響すると思います。教える立場となる学校教員の教育を担うIT企業も今後増えていくのではないでしょうか。
参考:https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1416756.htm