サンリオ、本物の社員がVTuberデビュー
サンリオは10月11日、新たなバーチャルYouTuber(VTuber)として、「なつめれんげ」が15日にデビューすると発表した。同社で初めて“中の人”を社員が務める「リアル社員VTuber」で、マーケティング本部バーチャル課に所属する若手社員という設定。
「サンリオ社員こそエンターテインメントであれ!」(同社)という思いからリアル社員のVTuber化を決めた。今後は仕事の話やサンリオの最新情報、ゲーム実況を配信する予定という。
特技はモノマネ、バイオリン、謎かけ、短歌。
なつめれんげ以外にも「ドーキ」と呼ぶ、熊のような見た目をした「妖精若手社員」もサポーターとして登場する。サンリオは2018年にも「ハローキティ」がVTuberとして動画を投稿するYouTubeチャンネルを開設し、ゲーム実況や「歌ってみた」などを配信している。
引用:ITmedia
─ YODOQの見方───────────────────────────
VTubarは2018年から登場し、以降様々な会社での活用が増え続けている。今回のサンリオのような、自社オリジナル開発系VTuberだと版権契約による活動内容や発言に制約がなく、また、契約期間の制限もないため、ブランディングや広報目的で使われることが多いという。
企業での活用例としては、サントリー公式VTuber「燦鳥ノム(さんとりのむ)」が2018年から活動している。
コンテンツは歌ってみた、ゲーム実況など、通常のVTuberと同じエンタメ系で、サントリーに言及せず宣伝・広報色がほとんどないのが特徴。
「逆にファンになった」、「サントリー製品を買うようになった」など、コメントはおおむね好意的で、動画に企業色が少ないことで逆にファン化できている様
子がうかがえる。
一方で、美少女Vチューバーの「表現の自由」論争が過熱しており、千葉県警が交通ルール啓発動画に起用したバーチャルユーチューバ―(Vチューバ―)
の女性キャラクターについて、全国フェミニスト議員連盟が「性的だ」と問題視し、削除される事態に発展した。
近年、公的機関による萌(も)え系美少女キャラ?の起用に対しては同様の批判が相次ぎ、取り消しに至るケースも少なくない。
これらの一連の流れは、Twitterなどで『言ったもん勝ち』の状態となっており、クリエイターの萎縮につながる懸念がある。
しかしながら、活用する側は上記のような現状を踏まえた上で、広報目的に沿ったキャラクターの制作が重要であると考える。
参考: