養老鉄道の枕木オーナー募集 岐阜・池田町ふるさと納税を活用

岐阜県池田町は、ふるさと納税制度を活用して寄付を募る「ガバメントクラウドファンディング」で、町内を走る養老鉄道のレールを支える枕木のオーナー会員募集を始めた。寄付金は駅周辺のイルミネーションや町内の各駅で実施するイベント費用の一部に充て、減少傾向にある利用客の増加を図る。12月末まで募集し、目標額は100万円。
オーナー会員は2万、3万、5万円の3種類から選べる。返礼として金額に応じた金、銀、白色のプレートが駅ホーム近くの枕木に1年間取り付けられる。プレートにはオーナー名とメッセージを印字することができ、希望すれば1年後に受け取ることができる。
枕木は全線57・5キロの養老鉄道に約10万本敷設されている。プレート設置は駅ホーム近くが対象で、3万円以上では設置駅が指定できる。
同町担当者は「寄付者に設置されたプレートを見に来てもらうなど、利用客増加を図りたい」と話している。

引用:https://mainichi.jp/articles/20211123/k00/00m/040/063000c

─ YODOQの見方───────────────────────────

今年からふるさと納税をしようと思っており、興味があったので今回ふるさと納税のニュースを取り上げました。
先日さとふるのアプリをいれて色々見ていたのですが、北海道だけでも5万点近く、カテゴリだと肉4万7千点、海鮮で5万8千点と数多くの返礼品が出品されていて、どれにしようか迷うどころか、数が多すぎて見るのがしんどくなるくらいでした。と同時に、こんなに数があるのであれば、ランキング上位のものや検索して上位のものなどが選ばれるんだろうなと思い、先程紹介した鉄道の取り組みのように、競争化しているなかで選ばれるには、ニュースになるなどの話題性をもち、他と差別化を図っていくことがポイントになるのではないかと思いました。
一方で本来、ふるさと納税は、生まれた故郷や応援したい自治体に寄付ができる制度で、そのお返しとして返礼品があるのであって、返礼品のためにふるさと納税を行うのは本末転倒な気もします。
という私も、北海道の海鮮や東北の果物などを見ていた身ですが、今回ふるさと納税について調べる中で、学生の時にお世話になった地域や旅行先で楽しかった地域にしようか、そもそも住んでいる京都がなかなかの財政難だから住民税をそのまま払う方がいいのか。などと考え直すきっかけとなりました。
返礼品だけで、納税先を選ぶのではなく、地域で絞るなど、ふるさと納税のあり方を考えた上で納税先を選んでみてはどうでしょうか。