料理サイト、メーカーと消費者つなぐ ネット通販増、口コミ・交流の影響大きく

料理サイトの食品・飲料メーカーと消費者をつなぐコミュニケーションサービスが注目されている。新型コロナウイルス禍でインターネット通販の利用が拡大し、双方向コミュニケーションや消費者間の口コミが商品の売れ行きにより影響するようになってきたためだ。
 国内最大の料理レシピ情報サイトを運営するクックパッドは2022年3月、食品・飲料メーカーと消費者が参加できるコミュニケーションサイト「メーカーズタウン by Cookpad」を立ち上げた。メーカーはこのサイトに参加すると、商品を使った料理レシピや開発秘話を発信できる他、SNS機能を活用して消費者とコミュニケーションを取ることが可能となる。EC機能もあるため、消費者は気に入った商品があれば購入できる。
 また、ファン登録機能があり、ファンへのサンプル品の提供、商品開発やキャンペーンに関するアイデアの募集、イベント告知も可能だ。ファン同士も双方向でコミュニケーションを取り合えるので、ファンコミュニティーの形成にもつなげられる。
 メーカーにとっては月間5600万人規模のクックパッドユーザーに自社商品を使った料理レシピを発信できるのが魅力で、既に9社の食関連メーカーが参加している。
 コロナ禍でネット通販の利用が増えているが、店頭販売のように商品の説明が受けられないのが欠点。消費者庁の「消費者意識基本調査」では、ネット通販などで商品やサービスを購入する際に自分で確認したいことの優先順位が高いものとして「過去のレビュー(商品やサービス、売り主に対する評価)」との回答が最も多かった。
 メーカーと消費者、消費者同士のネットを介した交流拡大は、通販利用時の判断材料を増やすことにもつながりそうだ。

引用:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2205/16/news059.html

─ YODOQの見方───────────────────────────

記事の中で、レシピで使われている材料をネットで購入できるとありましたが、関東だと、Amazonでお肉や野菜が買えるようになっていて、コロナ禍でネットスーパーが増えたなと感じました。
ただ、食品はコロナ禍でも近所のスーパーくらいなら買い物に行くという消費者は多く、ネットでわざわざ購入する人はあまりいないのではと思ったので、ネットスーパーの需要があるのかについて調べました。
結論としては、コロナ禍の規制緩和に伴って、全ての買い物をネットスーパーでまかなうというよりは、生鮮食品など自身の目で確かめたい食品は実店舗で購入し、米や水など重量のある商品の購入時や天候が悪い時はネットスーパーを利用するなど、場面によって使い分ける人が増えたそうです。
一方で共働き夫婦や高齢者など実店舗での買い物が難しい消費者にとっては、 今後も生活上必要不可欠なサービスになっています。
今回の記事のクックパッドのメーカーズタウンのように材料を使ったレシピが見られたり、他の人の口コミを参考にできるといった、ネットならではの付加価値があると、ネットで食品を買う人も増加しそうだなと考えました。

参考:https://www.akitakeizai.or.jp/journa/data/202203_focus.pdf