会話に使えそうな「ラピュタ」画像をスタジオジブリが公開 「常識の範囲内で、自由につかってください」
8月12日に日本テレビ系列の「金曜ロードショー」で放送された「天空の城ラピュタ」に合わせ、スタジオジブリのTwitter公式アカウントは8月13日、ラピュタの作中シーンをベースにした画像11点を公開した。スタジオジブリは「常識の範囲内で、自由につかってください」とツイートしている。
画像は、同作に登場するパズー、シータ、ムスカ、マ=ドーラなどのキャラクターの切り抜きに、「すばらしい」「またねっ」「OK」「ありがとう」といったワードが添えられている。SNSでのコミュニケーション用途などに使えそうだ。
引用:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2208/15/news102.html
─ YODOQの見方───────────────────────────
「常識の範囲内で」とは何をさすのか、今回公開されたものはフリー素材となったと考え、フリー素材で有名な「イラストや」はどのような方針なのかを調べてみました。
いらすとやに掲載されているイラストは、無料で使用できるが著作権は放棄しておらず、ご利用規約を確認し、不明な点があれば問合せをするようアナウンスしていました。
・公序良俗に反する目的での利用
・素材のイメージを損なうような攻撃的・差別的・性的・過激な利用
・その他著作者が不適切と判断した場合
規約には上記のような項目が記載されておりざっくりとした印象でした。
スタジオジブリは、2020年9月にも「千と千尋の神隠し」「崖の上のポニョ」「風立ちぬ」など8作品の作中画像400点を公開。その際も今回と同様「常識の範囲でご自由にお使いください」と案内しており、色々調べましたが、問題や裁判沙汰にはなっていなさそうでした。
今回、ファンに画像を公開するにあたり、「常識の範囲内で…」というあえて曖昧な表現をしているのは、ジブリとしてのメッセージが込められているのか、特に意図のない表現なのかはわかりませんが、「伝え方」を大切にしているジブリのこのツイートは何か意味のあるものではないかと考えてしまいました。
ジブリのツイートにより、私のように「常識とはどこまでか」と疑問に思って調べる人が出てきたりなど、人の作ったものに対する考え方に影響を与えているのではないかと思いました。