iOS 17.0.3公開 iPhone過熱問題を解決

米Appleは10月4日(現地時間)、iOSの最新版「17.0.3」を公開した。「iPhoneが動作中に予想よりも熱くなることがある問題に対応した」という。
過熱解消の他、セキュリティアップデートも実施している。9月22日に発売された「iPhone 15」シリーズについて、「数分使うと異常に熱くなる」「使っていない時も発熱している」などの声が出ていた。
Appleは「iOS 17のバグと、一部のサードパーティ製アプリのアップデートによるシステムへの過負荷問題が原因」とし、iOSのアップデートで解消すると海外メディアの取材に説明していた。

引用:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2310/05/news136.html

─ YODOQの見方───────────────────────────

iPhone15シリーズを購入した人による「端末が熱すぎる」との声。その原因について、いろいろなことが言われていたので、それらを取り上げる。
Appleが対応する前に挙げられていた原因

・A17Pro

電力効率が低下して消費電力が増加した

参考:iPhone 15 Pro / 15 Pro Maxは発熱しやすい?【A17 Proが原因か】

・設計上の妥協

チタニウムフレームの採用による軽量化を達成するために、熱設計に妥協がくわえられ、放熱面積が減少し熱効率が悪化したため

参考:「iPhone 15 Proの異常な発熱」はA17 Proではなく「設計上の妥協が原因」との指摘

Appleが説明した本件の原因は三つ
1.デバイスのセットアップ、バックアップ復元
2.サードパーティ製アプリ
3.ソフトウェア(iOS 17)のバグ

Appleが対応したことで、Apple曰く、それまでに挙げられていた原因ではないと断言された。A17Pro、チタニウムフレームの採用によって、パワーが強化されたり、軽量化されたりと、性能が強化されているのは間違いなく、その強化によって生まれる不具合や障害などを、システムで解決していくAppleはさすがだと感服する。まだアップデートが公開されたばかりなので様子見にはなるが、これからもAppleの動きを見ていきたい。

■参考
iPhone や iPad が高温または低温になりすぎた場合
AppleがiPhone 15 Proの異常発熱問題はハードウェアではなくソフトウェアが原因と説明、改善のためのソフトウェアアップデートの配信も約束