Qiitaユーザー約2000人に聞いた「勤め先のサーバ・クラウド」
ITエンジニアの知識共有サービス「Qiita」ユーザーに聞く、「勤め先で使っているクラウド・サーバ」のトップは──運営元のQiita社は12月12日、こんな調査結果を発表した。1974ユーザーに複数回答で聞いた結果、最も利用率が高いのは「AWS」(1259件)。2位は「Google Cloud」(563件)だった。
3位は「Azure」(544件)で、Google Cloudと小差だった。
回答を、勤め先の従業員規模別に集計した結果も公開。企業規模が大きくなるにつれ、Azureやオンプレミスの利用割合が増えることが分かった。例えば従業員数100人未満の場合は、AWSの利用率が40%超、Google Cloudが20%超、Azure、さくらのクラウド、レンタルサーバ、オンプレミスがそれぞれ20%以下だった。
一方で5000人以上の場合、AWSが40%超なのは変わらないものの、Google Cloudは20%を、さくらのクラウドとレンタルサーバは10%を下回った。逆に、Azureとオンプレミスは40%近い値だった。こちらは、前回調査と同じ傾向だった。
調査は9月29日から10月31日にかけてネット上で実施。Qiitaユーザー2779人から回答を集め、学生・無職・フリーランスを除く1974人のデータを集計した。
引用:<ITmediaニュース>
Qiitaユーザー約2000人に聞いた「勤め先のサーバ・クラウド」 AzureとGoogle Cloudが接戦
─ YODOQの見方───────────────────────────
様々なクラウドサービスが存在する中でクラウド市場世界シェア率topの約33%(2023年第2四半期時点)を誇るAWSですが、よく採用される理由としては主に以下が挙げられます。
・シェア一位のために利用事例が多く低リスクでプロジェクトの推進が可能
・従量課金制によりコストの最適化が可能
・世界のセキュリティ機関から認証を受けていてセキュリティ面で不安が少ない
一方デメリットとしてよく言われるのは、従量課金制により適切に扱えば無駄な出費を抑えられる反面、月額利用料が固定されていないためにランニングコストが把握しずらく、正確に管理しなければ想定外のコストがかかってしまうことです。
AWSのようにダントツなシェア率を誇っている人気サービスであっても、マイナス面によく注意を払っていないと落とし穴にハマる可能性があります。
予算や用途にあった適切なサービスを選べるように、それぞれの特徴やメリットデメリットを把握しておくことが重要だと思います。