ChatGPTで「業務アプリ」作成に挑戦

AIの進化が止まらない。“生成AIブーム”の火付け役といえる米OpenAIの「ChatGPT」が2022年11月に登場してから、早くも1年以上が経過した。
当時、出力結果の精度の高さに驚いた人も多いだろう。

世の中に数多くのAIツールや基盤モデルが登場し、業務効率化やデータ分析による新たな価値創造を狙ってAIの活用に乗り出そうという企業も増えている。米IDCが全世界の890人を対象に23年9月に実施した調査によると、77%以上の組織が生成AIに投資または活用を模索中と答えた(米IDC「企業向けGenerative AIガイド」より)。

生成AIはどのような用途で活躍するのか。IDCが上記調査で「今後18カ月で生成AIが最も大きな影響を与える可能性があるビジネス分野」を聞くと、第1位が「ソフトウェア開発と設計」だった。
生成AIは人間の自然言語とコンピュータ言語の橋渡しができる上に、プログラミングは構造的に理解しやすいためAIの能力を発揮しやすい。

果たして、生成AIはビジネスに適用できるのか。プログラミングを任せられるのか。非エンジニアの筆者が、ChatGPTの各種機能を使って業務アプリの作成に挑戦してみた。
使うのは有料版のChatGPT Plus。ChatGPTへの指示文(プロンプト)を工夫する「プロンプトエンジニアリング」の考え方に基づいて、目的や意図などが明確になるように命令すると出力結果の精度が高まるといわれている。

引用:ITmedia

─ YODOQの見方───────────────────────────

実際にChatGPTを業務に取り入れる場合を考えてみました。
1.現在使用している設計書をそのまま使用できるか?
設計書の画像を貼り付けるだけで読み取ってくれるのであれば問題なし、無理であれば業務の仕方から変更する必要あり。
 →無理であればChatGPTに寄り添う形に設計する必要がある。

2.いちからの開発でしか使用できなさそう
実際に使用してみないとわからないが、ChatGPTにソースを渡して修正してもらうなどの既存機能の改修は難しいと感じる。
既存機能は必ずしも最適化されたソースではないので読み取ってくれるか不明で、かつ改修内容の伝え方が難しそう。

3.AI生成物であることを明示しなければならない
AIを用いて作られた商品は商用利用が可能だが、「人間がAIを利用して生成した」という旨の表記が必要である。
 →今まで人間が作っていたものをAI制作に移行した、となれば不信感を抱かれないかという懸念がある。

・締めとして
最近では歌を作るAIも出てきたりとAIの進化は留まるところを知りません。
AIだからと忌避はせず、上手く使える場合には使って業務の効率化を検討してみてもいいかもしれません。