「基本情報技術者試験」に最年少合格した小学3年生(8) どうやって勉強した? 学習法を紹介
2023年4月、東京の公立小学校に通う8歳の小学3年生(男子)が「基本情報技術者試験」(FE)と「情報セキュリティマネジメント試験」(SG)に最年少で合格した。
(中略)彼がFEとSGを受けるきっかけとなったのは、22年3月に7歳(当時小学1年生)で「ITパスポート試験」(IP)に最年少合格したことだった。IPを受けるきっかけは、父親の「国が作ったITクイズやってみる?」というお風呂場での言葉であった。当時、新型コロナウイルスの影響で外出が制限されており、家でプログラミング(お気に入りの言語はScratchとC)を学んだり、電子ピアノを弾いたりして過ごしていた(外遊びでは野球が好き)。IPの本を購入し、約2.5カ月の勉強で合格できた。なお、FE科目Aには約2カ月、科目Bには約3カ月、SG試験には約4カ月の学習時間で合格した。
(中略)父親によると、彼は勉強が大好きなタイプではなく、また学習もすいすいと進んだわけでもなく、YouTubeやゲームの誘惑に負けつつ、興味を持たない分野や面白くない内容がある中で頑張って学習を続けていたという。実際に、FEの科目Aを終えた後、少し疲れたため、次の科目Bの勉強を5カ月間保留にしていた。
(中略)学習方法は、主に本を使用し、分からないところは両親に聞いていた。学習の工夫として、父親とごっご遊びをして学習したという。例えば、お客役とベンダー役に分かれて電話でやりとりを行い、RFP(提案依頼書)やRFI(情報提供依頼書)などを学ぶというものだ。他にも「プロジェクト憲章」や「WBS」(Work Breakdown Structure)を一緒に作ってリビングに置いていたりもした。モチベーション維持のために、プロジェクト管理ツールであるJIRAのカンバンボードも導入。さらに、アルゴリズムを勉強するために、父親とアルゴリズム入門の本を書く体でWikiツールに説明文を書いたり、練習問題を作って解いたりもしていた。
引用:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2401/18/news054.html
─ YODOQの見方───────────────────────────
まずこの記事について、「国が作ったITクイズやってみる?」と息子に言う父親はこの世に何人いるのだろうと興味を持ちましたが、先月私もFE試験を受験して合格したので、資格取得を検討している方の参考になればと思いこの記事をご紹介しました。
〇FE試験を受けた理由
お客様のサイト、システムを管理している以上、わからないことはなるべく減らさないといけないと常々思っていて、試験勉強を通して知識を蓄えていこうという考えに至ったからです。
〇学習してみた感想
・学習期間
私は約1.5か月くらいかけて学習。資格取得が目的ではないので、同じ目的を持つ方にとってはこのくらいの期間は最低限必要だと思います。
・学習方法
参考書と過去問題集(5年分)、過去問道場(科目A、無料WEB問題集)参考書を一通り読んで、問題解いて、参考書で確認しての繰り返し。付箋とか利用して工夫はしていたのですが、理解するまで解くパワープレイ。本記事では、ロープレをしたり生活の一部に取り入れたりなどの工夫がされていて、確かに、頭だけで考えるのではなく、実際に手を動かして学習するというのはイメージしやすく、理解度も定着度も頭だけで考えるよりも全然違うなと思いました。4月に応用を受検しようと思っているので、参考にしてみようと思います。
・学習してみて
実際の業務でSSL証明書更新、WAF導入の際に資格勉強が役立ちましたし、予備知識があるのとないのとで、不安の大きさも全然違いますし、生産性も上がり会社にとっても有益なので、知識を蓄えるといった意味でも試験勉強をして良かったなと思いました。
〇最後に
資格勉強は人それぞれ学習方法があるかと思いますが、参考になるところは取り入れて、自分なりの学習スタイルを確立していけばいいと思います。システムの仕事をしていれば、IT資格学習は業務に役立ちますし、自信もついてくるので、まだ取得していない方はぜひ挑戦してみてください。