Googleのエイプリルフールマーケティング
米Googleは4月1日、「Googleマップ」で同日から1週間、「ウォーリーをさがせ!」を遊べるようにした。Webアプリ、AndroidおよびiOSアプリの最新版で利用可能。世界の5か所を舞台にしたイラストの中でウォーリーとその仲間を探すゲームになっている。
Googleジャパンチームは「Gboard物理手書きバージョン」を公開。キーボードの上に入力したい文字を書くだけで、物理手書きコンバーターが目的の文字を読み取り、任意のデバイスに出力する。特設サイトでは実際に自分のキーボードを指でなぞることで、ひらがなと英数字を入力できる。例年通りの凝った動画も用意され、また自作できるよう設計図、機械学習モデル、トレーニングデータを公開している。
引用:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1804/01/news023.html
─ YODOQの見方───────────────────────────
エイプリルフールマーケティングのメリットとデメリットについて
主なメリットは、話題になるような企画をすることで、知名度をあげること。ただGoogleに関してはそれ以上の効果をあげている。
例年一風変わった面白い商品の販売をエイプリルフールのウソ企画として行っているが、それらはちゃんと実現できるもので、またオープンソースにしている。こうすることによって、知名度アップに加えて、Googleの技術力をアピールすることにもつながっている。また突拍子のないアイデアを企画する企画力のアピールにも貢献している。
このようにエイプリルフールマーケティングは広告として大きな効果を得ることができるが、忘れてはいけないのが、エイプリルフールマーケティングは諸刃の剣であること。冗談になる嘘と冗談にならない嘘がある。例年笑えない嘘をついてしまったことで炎上し、逆効果になってしまった企業も存在する。実際にGoogleも2016年の企画ではGmailに「あなたとは話す気がない」という意味のGIFアニメをメールに添付するといういたずらを仕込んで、クレームが殺到。これが原因で会社を解雇された人まで出た。
エイプリルフールマーケティングはうまく使えば知名度アップのみならず、技術力や企画力などのアピールにもつながる。ただし、あくまで笑える嘘の場合であり、笑えない嘘をついてしまうと逆効果になってしまうこともある。結局は人がどう感じるかということを考えられないといけない。エイプリルフールは人にやさしい笑える嘘をつくことを心掛けたい。