日本マイクロソフトと熊本市が働き方改革
日本マイクロソフトと熊本市はクラウドサービスやAIを使った働き方改革を進めていくことを発表した。2019年4月から運用を開始する予定で、AIを使った分析やクラウトサービスを使った業務効率化に取り組む。また、教育の現場でも教職員向けに端末を配布し、資料の電子化を進めていき印刷コストを減らす。
─ YODOQの見方───────────────────────────
今回使用される予定のAI分析はマイクロソフト365の「マイアナリティクス」機能である。この機能はどの業務にどれくらいの時間を費やしたか、誰とどれくらい一緒の仕事をしたかを集計し、現状を改善する方法を提案する機能である。しかし、こうしたITを使った取り組みは自治体や教育現場の中ではあまり進んでない。理由として自治体におけるIT人材の不足が挙げられる。PCの設定、無線LANの設定管理、サイバーセキュリティ対策など、求められるITの知識は高度化しているが、そこに対応できる人材は多くはない。そのため、IT化が進まない。ITに精通した人材の育成以外にも、ITに深い知識がなくても業務で使用できるツール等の開発も必要となるのではないだろうか。