バイオマス発電 黄信号(日本経済新聞)
植物由来の燃料を使う再生可能エネルギーのバイオマス発電。政府は2030年に国内電力消費の約4%をこの発電で賄う目標を掲げる。
燃料の調達難で大半が稼働できないとの見方が浮上。燃料の種類によっては逆に環境負荷を高めかねない懸念も出ている。
引用:https://www.nikkei.com/article/DGKKZO29458790W8A410C1EA1000/
─ YODOQの見方───────────────────────────
東日本大震災後、原子力発電に対する安全神話がくずれ事故リスクが大きく取りあげられ、7年たった現在も一部を除き停止されている状態が続いています。現在は安全性を重視した措置となっているが、経済効率の面から言うと震災前と比べ燃料代として年間3.7兆円の国費が失われている。政府としては原子力発電の再稼働と代替エネルギーとして太陽光発電、バイオマス発電を積極的に進めて来た。このように様々な方法でエネルギー得る「エネルギーミックス」の考え方が必要となってきています。
エネルギーの調達手段は単に安いという理由だけで選ぶのではなく、安全性、安定供給、経済効率、環境適合などを複合的に加味して考える必要がある。
急激にエネルギーバランスを変えることは同時に新たな問題も発生させるため、安全性が確認された原子力発電を稼働させながらもその間に代替エネルギーのシェアを増やし徐々に入れ替えていくことが望ましいと考える。
現在の石油・天然ガスに依存した状況は安定供給面で大きなリスクを抱えていると言える。
引用:http://www.meti.go.jp/policy/energy_environment/energy_policy/energy2014/kadai/index.html