SNSで話題、“子どもが主役”の『子ども科学電話相談』なぜ大人に刺さる?

1984年から、夏休み期間に生放送されているNHKの人気ラジオ番組『夏休み子ども科学電話相談』が、最近はSNSでも盛り上がりを見せています。さまざまな分野についての質問を、全国の子どもたちから募集し、それぞれの専門家が電話で直接答えてくれます。

質問の内容は昔からそれほど変わっていないのに、数年前から盛り上がりを見せています。
数年前にNHKラジオの「らじる★らじる」で、番組の聞き逃しサービスがスタートしたことで、ライブで番組を聞いた人が面白いと感じて、SNSに書き込む。それを読んで興味をもった人が聞き逃しサービスで聞き感想をSNSに書く…という風によい連鎖が起こっているためではないかとチーフプロデューサーは考えているそうです。

引用:https://www.oricon.co.jp/special/51602/
引用:http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1808/22/news015.html

─ YODOQの見方───────────────────────────

「らじる★らじる」のような聞き逃し・見逃しサービスを提供することで、配信もとにもたらされるメリットの一つとして、番組の活性化があるのだと改めて感じました。
さまざまな配信サービスがありますが、公式で一定期間だけ無料で配信しているものも多く、公式配信も基本的には広告で利益を得ています。

ラジオのネット配信は、そもそも夜間の外国電波混信やマンション等の鉄筋コンクリート住宅の普及による放送が受信しずらい状況への対処としてはじまっています。
そのため、民放ラジオのネット配信サービスのRadikoも、地域や聞き逃し配信の期間を限定するなど、テレビに比べると限定的な配信に留まっています。
また、NHKラジオの場合は、放送法と受信料で成り立っているため、他の一般ラジオ局よりもネット配信は限定的であるべきとの意見もあります。

参考:http://www.soumu.go.jp/main_content/000397464.pdf
参考:http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1510/26/news127.html