広がる「喫煙者不採用」の動き「差別」の懸念も
様々な企業で採用条件に「喫煙者不採用」を取りいれ、既存の従業員には禁煙のための資金援助を行うとりくみが広がっている。
日本全体でも喫煙人口は減り続け、健康増進を名目とした受動喫煙防止条例など社会全体の喫煙者に対するプレッシャーが増してきている。
「喫煙者不採用」は「採用権」を法的根拠として合法と認められるが、議論の延長線上には「飲酒でも肥満でも民族や性別でさえ、会社にとってリスクがあったら同じようにできてしまう」という危うさを含む。
引用:産経ニュース くらし欄
─ YODOQの見方───────────────────────────
愛煙家の反論
引用:愛煙家通信 喫煙文化研究会
愛煙家は「たばこを吸う権利」を主張し、飲酒との対比や香水の匂いを引き合いに反論をする人がいる。「たばこ税の増税によって旧国鉄の借金を返済したのに、JRが全席禁煙にするのはおかしい」という主張も。中には「禁煙ファシズム」などの過激な言葉を持ち出し、「たばこが有害で規制対象とすべきならば米食や肉食も同様だ」とまで言い張る人もいる。
これでは屁理屈をこねくり回していると捉えられても仕方がないだろう。嫌煙家の反論も「もはや老害」などと手厳しい。
インターネット上では愛煙家と嫌煙家の論争は平行線で、よい/わるいの論理的な議論ではなく好き/嫌い、悪口の言い合い状態となっているため、決して円満解決に至る事はないように見える。旗色の悪い愛煙家はこのまま駆逐されていくのか?
私自身はたばこを吸わないが、いままで接してきた喫煙者たちを思い返して確かに「喫煙文化」のようなものが存在すると捉えている。
愛煙家は、「自身の文化」を守るために、世に理解され、受け入れられるような努力が必要だ。嫌煙家は一度、不寛容さをもって、ひとつの文化を滅ぼすという事を考えてみてはどうか?社会の大多数が「滅んで然るべき」と念じ続ければいつか喫煙文化が滅びる時が来るだろう。
引用:ハフポスト日本版
「喫煙者の敵は嫌煙家ではなく、ポイ捨てをするようなマナーの悪い喫煙者だと思う。その対策をしていかないと、”多数決”の差は開いていく一方だ」
■備考
リンク:弁護士ドットコム 「喫煙者は一切採用しない」こんな企業の方針は「差別」にあたらないのか?
喫煙率の推移
(男性の平均)
平成元年55.3%
平成15年46.8%
平成29年29.4%
リンク:厚生労働省の最新たばこ情報