WHILL 車いす自動走行、20年に実用化

電動車いすを開発するスタートアップのWHILL(横浜市)は7日、歩道で車いすの自動走行技術を2020年に実用化すると発表した。人が乗った状態で障害物を検知すると自動で停止するほか、乗っていない状態では決められた場所に自動で戻る。長距離を歩いて移動する空港や商業施設、観光地などでの導入をめざす。

引用:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3970056007012019000000/

─ YODOQの見方───────────────────────────

自動車における自動運転は6段階のレベルに分けられており、数字が上がるにつれて人間からシステムの操縦になるが、現在の法律ではレベル2の運転支援レベルに留まり、人間による操縦が不可欠である。車いすは自動車ほど速度は出ないが、歩行者と同じ空間を走行するという点から、完全にシステムに運転を委ねるのは危険が伴う可能性があると考えられる。その一方で、こうした技術が人々の暮らしを豊かにすることも事実である。今後、注目していきたい技術の一つだ。

参考:自動運転の基礎知識