ミラーレス合戦、広がる価格帯 カメラ見本市「CP+」でアピール
アジア最大のカメラ見本市「CP+」が横浜市で2月28日~3月3日までの日程で開催される。
これを前にカメラ各社が相次いでミラーレスカメラの新機種を発表、プロ仕様の高級機から手頃な小型・軽量機まで価格帯も広がってきた。
昨年はニコンとキヤノンが本格参入し、ミラーレスの国内出荷台数が一眼レフを上回っており、商戦が盛り上がりそうだ。大型画像センサーを搭載した「フルサイズ機」でシェア首位のソニーは、小型センサーで軽量の「α6400」を2月22日に発売した。“自撮り”がしやすい可動式液晶モニターを備え、買いやすい価格に設定した。
富士フイルムも、小型の「APS-Cサイズ」センサー搭載で重さを400グラム以下に抑えた新機種を3月下旬に売り出す。
パナソニックは、3月23日発売の新機種でフルサイズに参入する。プロ需要を狙い、シェア10%が目標。独ライカカメラのレンズ規格を採用し、国内メーカーのシグマと3社協業でレンズの品ぞろえも充実させる。
一方、オリンパスの笹宏行社長は「小型・軽量の価値を届ける。フルサイズに参入する考えはない」と言い切る。小型センサーを用いる現行規格で手ぶれ補正などの機能を追求し、野外での使いやすさを引き続き訴求していくという。
カメラ映像機器工業会によると、昨年のデジタルカメラ国内出荷台数はミラーレスが約59万台と、一眼レフの約47万台を上回った。スマートフォンに押されて市場全体が縮小する中で、伸びが期待できる有望分野だけに競争は激しい。今年はドイツでの世界最大のカメラ見本市「フォトキナ」が中止となったこともあり、「CP+」でのアピール合戦は例年以上に熱を帯びそうだ。
引用:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1902/26/news069.html
─ YODOQの見方───────────────────────────
ミラーレス一眼カメラについて少し調べてみました。
■ 一眼レフカメラとの違い
まず、構造的な違いですが、一眼レフカメラはレンズが捉えた景色をミラーに反射し、ファインダースクリーンに写ったものを見る「光学ファインダー」が使われます。
一方、ミラーレス一眼カメラは「光学ファインダー」ではなく、「電子ビューファインダー」と液晶ディスプレイが使われており、レンズから入ってきた光を電子信号に変換し、ファインダーの液晶ディスプレイに映像出力します。一眼レフカメラに比べて、小型・軽量化されたことにより、サイズ・重量が小さくなっていることも大きな特徴です。
次に性能的な違いですが、一眼レフカメラはレンズからの像をタイムレスに見ることができるので、動きの早いものや、一瞬を捉えたい場合はとても強いです。
ミラーレス一眼カメラは映像に変えてから写すので、若干の遅延が起きることがデメリットですが、設定などを反映したものが表示されるので、仕上がりを確認しながらの撮影が可能な点がメリットです。
■ 最近の動向
ミラーレス一眼カメラは、Wi-FiやBlootoothが搭載されている商品も出てきており、スマートフォンとの連携、アプリからInstagramなどのSNSに投稿する機能などが必須になっていると言えます。
また、初心者でも使いやすく、液晶ディスプレイが反転し、自撮りがしやすい商品、美肌・小顔効果を出しやすくする為の補正機能がある商品などSNSに投稿する為の機能が搭載されているものの人気が高い。価格はデジタルカメラに比べると高いですが、小型・軽量化してコスパを考えた商品が増えてきたので2020年頃までは全体的に売り上げが伸びていくのではないかと思われます。
ちなみにデジタルカメラ(コンパクトデジタルカメラ)との違いは、レンズが交換できるかどうかという違いでシチュエーションに応じてレンズを交換し、凝った写真を撮影することが出できるということです。