有休休暇を供養するイベント

消化できなかった有給休暇を「供養」するイベント「有給浄化」が12月10日、なんばスカイオ(大阪市中央区難波5)7階コンベンションホールで行われた。
インターネット広告やPRイベントの企画・制作を行う人間(大阪市西区)が有給休暇の取得率向上を目的に企画。11月23日に東京で開催する予定だったが雨天中止となり、大阪で開催となった。
山根シボル社長は「来場した人の中には有給休暇を取れない、同じ立場の人がいるはず。このイベントが有給休暇の取得率向上につながれば」と話した。会場では「やすみくじ」を実施。有給休暇に何をすればいいか分からない人向けに、5日間の有給休暇の使い方を提案した。

引用:なんばで「消化できなかった有給休暇」を供養するイベント 灯籠300基に読経も
https://namba.keizai.biz/headline/4290/

─ YODOQの見方───────────────────────────

エクスペディアで、2019年4月から施行されている「有給取得の義務化」について、400名の男女会員を対象とした意識調査が発表されていた。
「有給取得の義務化」について知っていると答えたのは71%で、有給休暇が取りやすくなったと答えた人は74%だった。また、昨年に比べて有給休暇の取得が増えたかどうかについて、変わらないと答えたのが69%とほかの回答の中でも一番多い結果だった。
また有給休暇に関する話として、マネーハック的な視点で見たときに、有休は自分の年収に含まれるものという考え方になるそうだ。例えば月に30万円の給料をもらっている人が月の労働日数が22日あるならば、有休1日当たりの価値は約1万3600円になると言われている。それを使いきれずに20日分の休暇が消えると、年に27万2000円を捨てていることになる。
年間労働日数で考えると、土日祝日の休みや夏季休暇などを引いた労働日数はだいたい230日くらい。そこからさらに1年分の有給休暇20日分あるとすると、この20日分が消えることで稼ぐ効率を8.7%無駄にしているという考えになる。それだけ損をしているということだ。
有休休暇を取るためにも、効率的に仕事をこなしていきたい。

参考:【有給休暇取得義務化に関する意識調査】義務化後に「有給休暇が取りやすくなった」人は7割超
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000204.000003373.html

参考:有休未消化はマネー面から見て「損」でしかない
https://toyokeizai.net/articles/amp/317864