USJにマリオの世界 任天堂エリア概要公開
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を運営するユー・エス・ジェイ(大阪市)は14日、今夏開業予定の新エリアに導入する新技術などを公開した。
任天堂と組み企画した同エリアには人気キャラクター「マリオ」をテーマにしたアトラクションが登場する。投資額は過去最大の約600億円で、同社は次の集客の目玉と位置づける。
新エリアの名称は「スーパー・ニンテンドー・ワールド」。マリオやヨッシーなど任天堂のキャラクターをテーマにしたアトラクションやレストランが設けられ、2020年東京五輪・パラリンピック開催前の開業を予定する。
引用:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54348860U0A110C2AM1000/
─ YODOQの見方───────────────────────────
世界屈指のゲームブランドである任天堂。
ゲーム業界は世界中で需要がある一方、その競合性は高く、日の目を見ずに淘汰されていく会社も多い非常に厳しい業界です。そんな中で、なぜ任天堂はトップに君臨し続けることができるのでしょうか。
任天堂の経営戦略の特長は「ブルーオーシャン戦略」と呼ばれる戦略です。ブルーオーシャン戦略とは、「競争相手が居ない市場でビジネスを行う」というマーケティング戦略です。
ゲーム業界では他社の追随を許さなかった任天堂も、プレイステーションやX-BOXの発売で、グラフィック性や操作性を重視する時代には遅れをとりました。
そんな中で発売されたのが「Wii」です。
Wiiは、ゲームとは縁遠かった高齢者や主婦をターゲットにしたことで爆発的な人気となりました。
他にもブルーオーシャン戦略で成功した例として、家具販売にアミューズメント性を取り入れたIKEA、敢えて流行にとらわれず普遍的で機能性にこだわった衣料を追求したUNIQLOなどがあります。
ブルーオーシャン戦略は、高度なマーケティング知識や地道な市場調査が必要であることから中小企業には取り組みにくい戦略と言われています。
しかし、アイデア一つで大きく花開く可能性を秘めていることも確かなので、これからビジネスを始めたいと考えるならば、新しい市場の創造を目指したいですね。