ボードゲームを通してわかること
人生の終末期や親の介護など、いつかは誰もが体験するであろう「もしもの時」。その時が訪れないと、なかなか現実味が湧かない「もしもの時」を疑似体験できるゲームが登場している。
「もしバナゲーム」とは、「もしもの時の話し合い」ができるゲームである。一人5枚の手札を交換していき、最終的に残ったカードから自分が大切だと思うカードを3枚選ぶ。そして、プレイヤー同士でそのカードを選んだ理由などを話し合うという簡単なルールだ。
このゲームをすることで、普段話ができないことを考える機会になり、また、自分でも気づかなかった価値観に気づくこともできるそうだ。
引用:
余命半年をゲームで体験 最期どうしたいを考えてみた
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO54595190Q0A120C2000000?channel=DF140920160927
─ YODOQの見方───────────────────────────
ボードゲームが企業のチームビルディングに活用されるケースが増えている。
freeeやBASE、マイナビなどの企業では、会社の部活動の一環でボードゲーム部があるほか、研修としてボードゲームが取り入れられているという例もあるそうだ。
ボードゲームをすることで社員の性格を知ることができるなど、社員同士の距離が縮まり、チームとして一体感が生まれたりする効果が期待できる。
ボードゲームを取り入れるだけでなく、ボードゲームを自作したという企業もある。
そのゲームは、1枚のカードに「家族」や「グローバル」などの価値観を示す言葉が書かれており、そのカードを選んで手札にしていくというシンプルなルールのゲームだ。それで遊んだ人は、お互いに良く知っている関係であっても、ゲームを通して意外な性格や価値観に気づくことも多いのだそうだ。
企業が自作したゲームには、ほかにも「いかにカラスを減らせるか」というテーマのものもある。地域の住民や自治体向けに作られたゲームで、決められた期間内に地図と駒を使ってカラスを減らす方法を考えるというルールだ。
実際にカラスを減らすために生ごみを減らすなど、住民にもできる対策を考えることができる。
ゲームを通してその人が気づくこともあるし、ただ単に言葉で説明するよりも体験する方が理解しやすい、勉強でもなんでもそうだが、楽しめることの方が身に付きやすいのではないだろうか。
参考:
遊びながら学ぶ「ボードゲーム」研修がマネージャーを育てる理由
https://diamond.jp/articles/-/227470
カ~ラ~ス~なぜ増える? ボードゲームで対策学ぶ 各地でワークショップ
https://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/list/202002/CK2020020902000129.html