「知的・精神障害者」の知られざる働き方の実態
厚生労働省は2018年4月に、体や心などに障害がある人の数は日本の全人口の約7.4%との推計を発表しました。
働く障碍者は82万人超となり過去最多を更新しています。背景には、好景気や人手不足に加え、企業の法定雇用率(従業員に占める障害者の割合)が2018年4月に2.0%から2.2%に引き上げられたことがあると考えられています。
引用:https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200110-00321755-toyo-soci&p=1
─ YODOQの見方───────────────────────────
障害者の働き方というと、車椅子対応や視聴覚障害への対応などを想像されるかもしれません。他にも発達障害のように認識能力などが弱かったり、パニック障害のように急な出来事に弱いなどといった、それぞれで個別の対処が必要となることがあります。
参考:配慮は大切「でも終わりがない」発達障害と就労、疲弊する職場の現実
障害とは、今の環境で支障が生じることをそう呼んでいるに過ぎません。視力が悪い人も眼鏡やコンタクトレンズを着けることで、視力を補い障害が取り除かれている状態です。同じように何らかの障害もそれを取り除けたり補助することができれば、障害を感じることは無くなっていくはずです。
仕事の内容ややり方、仕組みを工夫することで、実際に支障が出ている人だけでなく、他の人も仕事がやりやすくなるのではないでしょうか。間違いの起こりにくい指示の出し方をすることで、認識齟齬が無くなりやり直しや失敗も減っていきます。
取り組みの例として下記の虎の巻を紹介します。
これは、札幌市が一般の職場向けに発達障がいのある方たちへの支援ポイントをまとめた冊子となります。そうでない方にとっても分かりやすくなる工夫が多いので、関係ないと思わず、ぜひ一度ご覧ください。
参考:発達障がいのある人たちへの支援ポイント「虎の巻シリーズ」/札幌市