新型コロナウイルス感染防止の取り組みへの協力について(SDGsの観点から)

ローソンが期間限定で国内の牛乳を使用している「ホットミルク」と「カフェラテM」を値引きして販売することを発表しました。これは、新型コロナウイルスの更なる感染拡大を避けるため、全国の小学校・中学校・高等学校・特別支援学校の多くが休校となり、これに伴い小学校の給食等での「牛乳」の提供もなくなることを受けての取り組みです。
引用:新型コロナウイルス感染防止の取り組みへの協力について

突然の休校決定を受け、給食などの食材は発注のキャンセルが間に合わず、廃棄されるものが出たり、納入が止まったりしています。
引用:突然の休校…給食の食材余る 多くは廃棄、緊急販売も

─ YODOQの見方───────────────────────────

食品ロスの削減について、ローソンではSDGsの取り組みの一環としても目標を掲げています。

SDGsとは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。
SDGs(エス・ディー・ジーズ): Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)

参考:SDGsとは? | JAPAN SDGs Action Platform | 外務省
参考:人材と資金呼び込むSDGs ビジュアル解説

日本でも政府やさまざまな会社が取り組みを行っています。
電車の広告やスーパーなどでもポスターを目にしたことがあるかもしれません。
社会の授業などでもとり上げられていますし、大阪では阪急阪神グループがラッピング電車を走らせています。

一方で、先進国の押し付けではないかといった声や、一部企業や製品でのみSDGsにあったエネルギーや資源を使って目標を達成しているように見せているだけではないかという懸念もあります。
このような問題は、京都議定書やCOP21で取り決めているCO2排出量削減の枠組みでも課題となっていました。
SDGsは、先進国と発展途上国の両者で目標を決めたり、先進国から途上国への支援を含め「だれ一人取り残さない」という方針のもとで採択されました。

参考:途上国VS先進国 どうなる排出量削減枠組み 来月末のCOP21を前につばぜり合い
参考:Q:温暖化交渉なぜ難航? A:途上国が義務免除の“既得権”守るため巻き返し 

取り組みの成果がでるまでに時間はかかりますが、全世界が持続可能であるための対策を取るために、各国、各企業そして各自が意識的に行動していければと思います。

─ 補足 ──────────────────────────────

・取り組み例: ローソン
SDGs推進に向けた取り組み|ローソン公式サイト
「食品ロス削減」「プラスチック削減」「CO2排出量削減」を目標に掲げています。

・取り組み例: 阪急阪神
~阪急阪神 未来のゆめ・まちプロジェクト10周年記念~
国や自治体・企業・市民団体と連携してSDGsの啓発メッセージを発信する
「SDGsトレイン 未来のゆめ・まち号」を運行します|ニュースリリース|阪神電気鉄道株式会社

国や自治体・企業・市民団体と連携してSDGsの啓発メッセージを発信する「SDGsトレイン 未来のゆめ・まち号」を運行しています。

・取り組み例: アドベンチャーワールド
「SDGs未来会議 -未来をつくるソーシャルサミット- 」に協賛・出展いたしました。|トピックス|アドベンチャーワールド
循環型パークを目指して、飼料や堆肥の活用や資源を循環させる取り組みを進めています。