神戸に60歳以上専用のeスポーツ施設 “シニアゲーマー”を育成

人材育成支援を手掛けるISRパーソネル(兵庫県神戸市)は6月24日、60歳以上のシニア専用のeスポーツ体験施設「ISR e-Sports」を、7月2日に神戸市でオープンすると発表した。
スタッフが利用者にゲームのプレイ方法を教え、eスポーツを高齢者に紹介する人材として育成。
いずれは全国の福祉施設へ派遣するなど、シニアの雇用創出を後押しする。

引用:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2006/24/news158.html

─ YODOQの見方───────────────────────────

総務省の労働力調査をみると、2018年の60~64歳の就業率は68.8%となり、7年連続で上昇し、2000年以降で最高水準となった。
改正高年齢者雇用安定法が施行された2006年以降、リーマンショックで就業率が低下した一時期を除き、上昇傾向にある。
少子化による労働力の減少や、社会保障費の抑制による財政負担軽減のため、労働意欲ある高齢者に元気で長く働いてもらいたい。
そのために、政府が法律を見直すことはもちろん、企業は高齢者を受け入れる体制を整える必要がある。

今回、紹介したシニア専用のeスポーツ体験施設も高齢者がeスポーツを指導することが副業として確立することを目指している。
個人差はあれ年齢を重ねることで、体力が低下していくことは避けられないため、体力が必要となる仕事を継続するのは難しくなる。その分、今までの人生経験やスキルを活かした仕事ができればベストである。
今より高齢化が進んでいるであろう数十年後には、60代70代でも働くのが当たり前の時代が来るかもしれない。
そうなったときに社会に必要とされる働き手でいられるよう、今のうちからスキルアップや将来必要とされるスキルを見極める必要がありそうだ。
参考:シニアの就業
https://www.works-i.com/column/teiten/detail019.html