全国初「ユニクロ」制服採用 「制服を自由に選びたい」生徒からの声で
さいたま市の大宮北高等学校では、従来の制服に加え、全国で初めて「ユニクロ」の既製品を制服として採用しました。冬服の場合、色違いを除くと、ジャケットは3つ、シャツは2つ、ボトムスは4つ、あわせて24通りの組み合わせとなります。価格としては、例えばジャケット・シャツ・ボトムスの組み合わせでは、7日時点で計1万4000円ほどと、従来の制服と比べ約3分の1の価格に抑えられます。
大宮北高校がユニクロを採用した背景には、「制服を自由に選びたい」という生徒からの声がありました。
大宮北高校 筒井教頭
「女子の生徒から、スラックス着用を希望する声があった。長い期間、製品が提供されるような定番アイテムから選択するようにした」ユニクロによると、制服について「来年度に向けて、別の学校から複数の問い合わせが来ている」ということです。
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/a08d1baa4c97b9e8ef84989e856217b1627214e2
─ YODOQの見方───────────────────────────
今回のユニクロの制服導入についてメリット、デメリットを考えてみました。
メリット
・制服の選択肢が増える。
・買い替えのハードルが下がる。
デメリット
・高校選びの基準から「制服」がなくなる。
・町の制服屋の経営が厳しくなる。
考えられる対応策 → ①採寸を制服屋が行う。②制服屋が委託販売を行う形をとる。
しかし、ユニクロのHPを確認すると、
採寸はユニクロの店舗で行う。
中間コストの観点から、委託販売は行わない。
とあり、制服屋が参画する仕組みは厳しい状況となっています。
「ユニクロ」制服が採用されたことにより、生徒側にとっては自由度やコスト面ではいい点もありますが、ユニクロという大企業の参入により、従来の制服屋の立場がなくなったり古き良き制服文化がなくなってしまったりするので、良い面悪い面があり難しい問題です。
今回の「ユニクロ」制服は、改めて制服・学生服というものを考えるよい機会になったのではないでしょうか。
参考:https://www.uniqlo.com/jp/ja/contents/feature/schooluniform-ohmiyakita/