名刺を神社に奉納する、Sansanの「名刺納め祭り」がラストイヤーに 2015年から開催も「紙書類のデジタル化が進むことを願い」
Sansanが毎年12月に開催してきた、神社に名刺を納めるイベント「名刺納め祭り」。2015年から「1年の出会いに感謝しながら来年のビジネスの良縁を祈願する」として実施してきたが、23年は「名刺納め祭りFINAL」と銘打ち、9年の歴史に一区切りつける。「来年以降は名刺をはじめ紙書類のデジタル化が進むことを願い、紙の名刺を納める機会は今年で最後になる予定」という。
23年の名刺納め祭りは、12月13~14日に、前年と同様神田明神で開催。希望者の名刺(一人1000枚まで)を集め奉納する他、1年間の出会いに感謝する「ご祈祷」や、ギフトカードやワイヤレスイヤフォンなどが当たる抽選イベントも実施するという。
引用:名刺を神社に奉納する、Sansanの「名刺納め祭り」がラストイヤーに 2015年から開催も「紙書類のデジタル化が進むことを願い」
─ YODOQの見方───────────────────────────
ある調査によれば、
「紙の名刺」を使っている人は79%、
「デジタル名刺」を使用している人は8.2%、
「紙の名刺とデジタル名刺を併用」している人は12.8%。
まだデジタル名刺が浸透しているとは言いがたく、相手に合わせて紙とデジタルを使い分けている人がいるという状況のようです。デジタル名刺は、リンクを送ることで交換ができるので、同じシステムを使用していないとスムーズにやり取りができません。現状、「Sansan」はクラウド名刺管理サービスで業界シェアの83.5%を占めており、「多くの会社が利用している」ことはク、どのクラウド名刺管理サービスを導入しようかと検討した場合、大きな強みかと思います。
Sansanの名刺管理システムとしては、会社内で名刺データを共有し一括管理できることを売りにしていますが、現在、データの取り入れ方としては2パターン存在します。
1.紙の名刺をスキャンしデータ化する
2.デジタル名刺での交換、メール署名を取り込む(オンライン上でのやりとり)
1.の取り込み方では、元のデータとして紙の名刺が発生します。そんな中で、記事にも取り上げましたがSansanが今年で「名刺納め祭り」を終了するというのは、今後オンラインでのやりとりを強化していくSansanの強い意向表明ではないかと思いました。