ソニー、新型「アイボ」発売 12年ぶりに復活

シャープは本日11日に、犬型家庭用ロボット「aibo(アイボ)」を発売した。15万台を販売した初代アイボの生産を2006年に中止して以来、12年ぶりの
復活となる。本体価格は19万8000円と高価にも関わらず、3度受け付けた先行予約が全て1時間以内に完売するなど滑り出しは好調。海外展開も視野に入れており、ソニー復活の象徴となるか、注目を集めている。

引用:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25540780R10C18A1MM0000/

─ YODOQの見方───────────────────────────

今回発売した新型の「aibo」は三つの特徴があげられている。
一つ目の特徴は「見た目」。旧型がカクカクしたいかにもロボットという見た目だったのに対して、新型の「aibo」は丸みを帯びた生命観あふれるたたずまいと質感、デザインになっており、また愛くるしいふるまいは自然な動きでまるで本当に生きているかのよう。
二つ目の特徴は「寄り添い」。オーナーからの呼びかけを待つだけではなく、好奇心旺盛な「aibo」はオーナーに能動的に働きかける。また周囲の環境を徐々に把握し、慣れ親しんでいくことで「aibo」は自分の歩く範囲を広げるなど状況に応じた行動がとれるようになっていく。
三つ目の特徴は「関係性の醸成」。人々との触れ合いを重ねていくことで、「aibo」のふるまいは徐々に変化していく。優しいオーナーには愛情を返すようになり、さらにオーナーからの愛情を感じると、より深い愛情を返すようになるなど絆を深めていく。「aibo」に搭載されたAIがオーナーとのやり取りを学び、「aibo」を個性的に成長させる。

引用:https://robotstart.info/2017/11/01/sony-aibo.html

このようにロボットの進化はより本物の生き物に近づくというベクトルで進んでいっているように思われる(感情、記憶、自然なふるまい、見た目など)。しかし、逆にリアルすぎるのはどうなのかという意見も多い。今回の新型「aibo」のニュースを受けて「不気味の谷」というワードを用いて表現する声が多い。「不気味の谷」とはロボットやCGで作られた人間を本物の人間に似せようとすると、ある段階で人が強い不快感を抱く現象のことである。新型「aibo」の見た目やふるまいのリアルさから「不気味の谷」を連想してしまう人が続出したのである。新型「aibo」は「不気味の谷」を超えることができるのか、今後も注目したいポイントである。

引用:https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20180112-00080384/