年金受給開始70歳以降も可 高齢社会対策大綱案の全容判明 65歳以 上一律「高齢化」見直し 60~64歳就業率67%目指す
政府がまとめた中長期的な高齢者施策の指針となる「高齢社会対策大綱案」の全容が16日、分かった。年金の受給開始年齢について70歳以降を選択可能とすることを盛り込んだ。
年金の受給開始年齢については、原則65歳で60~70歳の間で自由に選べる現行制度を見直し、「70歳以降の受給開始を選択可能とすると明記している。
引用:http://www.sankei.com/politics/news/180117/plt1801170003-n2.html
─ YODOQの見方───────────────────────────
年金を早く受給したい人のために、繰上げ受給の制度があります。
繰上げ受給ですが、厚生労働省の『平成27年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況』によれば、平成27年度に繰上げ受給を選択した人は35.6%です。ちなみに、繰下げ受給を選択した人は1.4%にとどまっています。
繰上げ・繰下げ受給は、本来65歳からの支給を60歳から70歳までの間に変更することができます。
繰上げ受給をすると、受給額が月0.5%減ります。もし、60歳で繰上げ受給を選択した場合、65歳で受け取る金額に比べて30%も減少します。
60歳で繰上げ受給を開始すると65歳までの「5年分の受給額」は得をしますが「76歳8ヶ月」以降については損をすることになります。