衛星画像 安く提供 アクセルスペース 欧米の10分の1農業利用など提案

三井物産やスカパーJSATが出資する宇宙開発スタートアップ企業のアクセルスペース(東京・中央)は2019年から衛星画像の販売を始める。衛星の開発コストを抑えて価格は欧米勢の約10分の1に設定する。

引用:https://www.nikkei.com/article/DGKKZO29234660Q8A410C1MM8000/

─ YODOQの見方───────────────────────────

2017年7月、気象・海象を観測する超小型衛星「WNISAT-1R」の打ち上げに成功したアクセルスペース社ですが、今度は衛星画像を安く提供するサービスをはじめる。価格は1平方キロメートル150円という低価格で販売するという。これまで衛星画像やヘリコプターで撮影していた高価なサービスに改革をもたらす可能性を秘めている。
同様なサービスとしてはドローンでの撮影が並んで考えられるがそれ以上の低価格での提供ができる。農場や牧場、土地利用状況などがリアルタイムに近い画像で確認できることは様々な利用が考えられる。
当サービスで出来ない部分はドローンが役割を補うことを考えると革命的な生産性の向上をもたらす可能性が広がる。例えばソフトバンクが出資する「OneWeb」ではたくさんの小型衛星を打ち上げ全世界にインターネット環境を提供するというもの。飛行機内、太平洋の真ん中、アマゾンの奥地、エベレストの頂上などで安価なインターネット環境を提供できることで革命を起こす可能性が期待されている。

<打ち上げに対する課題>
打ち上げ方法としては3パターンある。
・他の衛星打ち上げに便乗させてもらう方法
・たくさんの小型衛星を同時に打ち上げる方法
・小型ロケットにて打ち上げる方法
1番目の方法がコスト的に主流となるが、打ち上げがメインの衛星の要望に
依存されるため小型衛星の要望と合わないことがある。

参考:気象・海象観測衛星「WNISAT-1R」打ち上げ成功
https://www.sorakoto.space/news/wnisat-1r/
参考:衛星インターネットのOneWebがソフトバンクなどから12億ドルを調達
https://jp.techcrunch.com/2016/12/21/20161219oneweb-softbank/