夏の体調管理とストレス管理
日本列島は21日も高気圧に覆われ、東北から西日本の広い範囲で気温が上昇し、京都府舞鶴市や鳥取市で38.2度を記録するなど、35度以上の猛暑日となる地点が相次いだ。多くの学校で夏休みが始まり、各地の海水浴場やプールが子供たちでにぎわった一方、救急搬送された人も多く、共同通信の取材では熱中症か、熱中症の可能性がある死者が11人に上った。
気象庁は各地に高温注意情報を出し、水分や塩分の補給、エアコンの適切な利用など熱中症を予防する対策を呼び掛けた。
引用:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33257310R20C18A7CC1000/
─ YODOQの見方───────────────────────────
熱中症以外に暑さがもたらす影響について調べてみた。
暑さ対策によく言われているうちの一つに、塩分を補給しようという話があるが、これが意外と忘れがちだ。塩分が不足することによって、メンタル面に影響することがある。
例えば、だるさを感じたり、倦怠感や無気力といった状態。こういった、血液中の塩分濃度が低い状態は「低ナトリウム血症」と呼ばれるそうだ。この低ナトリウム血症が重度になると、意識が混乱し、錯乱状態になることもある。
また、水分や塩分は飲酒でも失われる。利尿作用が強く、水分が体外へ出ていきやすくなり、暑さを吹き飛ばそうと大量に摂取すると、逆に倦怠感が強くなることがある。
生活習慣を見直すことも、ストレスやメンタル面を改善することに繋がる。休日やお盆休みなどの休日が続くと、睡眠不足や不規則な生活になりがちだ。食欲がないからと主食ばかりの食事になったり、冷房で体が冷えたりなど、こうした生活はストレスもたまりやすくなってしまう。
ストレス発散のために一日中遊んだり、夜更かしや飲酒といった、程よくやれば楽しいことであっても、体力には限界があるので何でもやりすぎは禁物だ。
まだまだ暑い夏は続くが、体調管理だけでなくストレスの管理をしっかり行って、この夏を乗り切っていきたい。
参考:暑さが招く精神不調
https://mainichi.jp/articles/20180722/ddm/016/040/024000c
夏バテじゃない!「夏ストレス」にご用心
https://allabout.co.jp/gm/gc/301515/