トヨタ コネクティッド

6月26日に15代目となる新型トヨタ・クラウンと12代目となるカローラスポーツの発表があり、発売1か月後に受注状況が発表されました。
今回、注目したのはつながる車という題名をうたった「トヨタ コネクティッド」です。
実際何ができるのかということですが、車自体に車載通信モジュールのDCM(Data communication module)が搭載されており、基本料無料で車から通信が出来る基盤があるということです。
そのサービス内容については、クラウンをベースにすると10項目。
「ヘルプネット」
「MyTOYOTA for T-Connect ドライブ診断・マイカーSecurity」
「eケア走行アドバイス」
「eケアヘルスチェックレポート」
「コネクティッドメンテナンスパック」
「オペレーターサービス」
「エージェント」
「LINEマイカーアカウント」
「つながるクルマの保険プラン」 ※クラウンのみ
「ハイブリッドナビ」 ※クラウンのみ
車内Wi-Fiはまだ無理のようです。
この中でスマホっぽい機能は、Lineマイカーアカウントぐらい。
自分の車とLineで会話するように目的地設定やガソリン残量を確認できるぐらいの機能です。(北米仕様はアレクサとつながるらしいですが)
注目すべき内容は
安全性部分では、「ヘルプネット」は上部パネルのボタン一つで警察・消防に連絡し、救急車の手配もしてくれます。
エアバッグセンサーを通して、重大事故と判断すれば、ドクターヘリ要請まで呼ぶということも出来るそうです。
政治家やVIPはクラウンに乗るべきとまで言われていましたね。
面白いと思ったのは、「つながる車の保険プラン」ではアクセルやブレーキの踏み方、ステアリングの切り方などから「安全運転スコア」を出して、保険料の割引にもつながるそうです。(現在は、あいおいニッセイ同和のみで最大9%割引)
「エージェント」はAIと会話でき、ドライバーに代わって操作してくれたり、お店検索や天気情報、ニュース読み上げなどのサービスがあり、日本語認識ソフトがかなり優れているようです。
参考:http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/1031823/071000153/

─ YODOQの見方───────────────────────────

先ほど紹介したトヨタコネクティッドはまだ第一世代が発売されたばかり、使えるもの、あまり使えないものなどはあるものの、IoT、AIの発展がかなり垣間見えます。
何よりもそれらを使ったサービス展開が思った以上にいろいろとあり、今後の車販売もこのサービスの広がりによって、売れ行きが変わってくるのではないかと思います。
また、車載専用ブラウザや車載Webサービス、アプリなどが出始めて、そういう開発案件もそのうち頻繁に出てくるかもしれません。
そうなってくると、安全面の問題はありますが車がスマホやPCと一体化して、車のディスプレイ上で音楽、動画、地図などをダウンロードしたり、ネットショップで買い物をしたりする日もそう遠くないかもしれません。