生鮮食品ネットスーパー「クックパッドマート」提供開始!

「置き配」のシステムを取り入れ、レシピサイトを運営するクックパッドが生鮮食品ネットスーパー「クックパッドマート」の提供を開始しました。
アプリを使い配達前日の18時までに注文すると、翌日スタッフがそれぞれの店舗を回って商品を購入し、顧客が指定した受取場所にある冷蔵庫に配達されます。食材を提供するのは受取場所から半径20km圏内の農家や精肉店など、受取場所はカラオケ店やカフェなどの提携店で、今後はどちらも増えていく予定だそうです。入会金・年会費・配送費は無料で、受け取れる時間は指定した受取場所によって変わってきます。顧客は、各店舗を回ることなく一箇所で食材を受け取れ、受取場所の店舗は顧客に認知されたり、「ついで買い」にも期待がもてるため、相互に利のあるシステムとなっています。

引用:https://www.fnn.jp/posts/00401322CX

─ YODOQの見方───────────────────────────

ネット通販の普及によって、宅配便の取り扱い件数は年々増加しています。
その中でも、再配達は全体の15%にも達していて、配達員に余分な労力や時間を強いていることになり、社会問題化しています。その再配達に掛かるコスト削減も視野にいれ「置き配」と呼ばれるシステムの利用が拡大しています。
食品ECでも、ローソンの「ローソンフレッシュパック」はネット注文した鮮鮮食品を顧客が指定したローソンの指定店舗で受け取れるシステムです。他にもコープこうべはコインランドリーなどにスペースを借りて受取場所としたり、イオンは顧客が不在の場合には指定した場所に置くサービスも付け加えています。
共働きの夫婦や独身者、高齢者にとっては食品ECは日々の買い物にかかる時間や手間を省けるというメリットがあります。また、こだわりの食材を一軒一軒の店舗を回って購入することは時間的にも労力的にも難しいけれど欲しいという顧客のニーズにもあっていると思います。それらの要望に応えつつ、配送コストを抑える努力をしているのが現状です。ただ、宅配業界が悲鳴をあげている状況を考えると安易に利用しすぎるのも問題かもしれません。

参考:https://www.businessinsider.jp/post-170722