災害時の「まさか」はなぜ起きるのか 正常性バイアスの恐ろしさ
大規模災害が続くなか、多くの人が犠牲になったが、被災した人々はそろって「まさか自分が」と口にしています。被害が拡大する背景には「正常性バイアス」という心理が影響しています。
『正常性バイアス』とは、何らかの異常事態が起きた時、『これは正常の範囲内だ』と思い込んで平静を保とうとする心の働きのことです。
災害などの非常時にも現れ、本当に危機が迫っているにもかかわらず、『正常の範囲』と判断してしまい、避難が遅れます。
そしてもう1つ、避難の遅れを起こしたのは「経験の逆機能」です。
これは、過去の経験で大丈夫だったから今回も大丈夫だろうと思ってしまう心理です。
このような心理ら逃げ遅れてしまう人が多くいました。
引用:https://news.yahoo.co.jp/feature/1097
─ YODOQの見方───────────────────────────
仕事においても同じように、このような「自分は大丈夫」「前も大丈夫だった」という心理で、思わぬ失敗を引き起こすこともありえます。
では、この正常性バイアスを弱めるにはどうしたらよいでしょうか。
よく言われている対策としては2点あります。
・訓練を重ねて非常時でも同じ行動を自然と取れるようにすること
・行動を起こす基準を決めておき、基準通りに行動すること
また、なぜ避難が必要なのかや、仕事であればなぜこの手順があるのかといった、行動に対する理由が明確に伝わるとうまくいく可能性が高くなるそうです。
そして、過去の経験にとらわれすぎずに、起こりうるリスクとその影響度合いを考え、対策していくことが必要です。
参考:https://mayonez.jp/topic/9480#num_875309
参考:http://blogos.com/article/311959/