通販で買い物、会社で受け取りOK
住宅部品などを手掛けるナスタが従業員がオフィスに設置した宅配ボックスで私用の荷物を受け取れる仕組みの運用実験を開始した。再配達問題や荷物を受け取るときのストレスを軽減するのが狙い。実験は2019年1月末まで実施され、2019年春の事業化を目指す。配送業者はタブレットからお届け先の社員に宅配ボックスの番号と暗証番号情報を送信する。社員は配送業者から直接連絡を受け、好きな時間に荷物を受け取ることができる仕組み。
─ YODOQの見方───────────────────────────
再配達解消へ期待される宅配ボックスですが、好きな時間に受け取れる半面、あらかじめ受け取り用の判子をボックスにいれておく必要があり、セキュリティー面でのリスクがあります。また、宅配ボックスで受け取れる荷物に制限があります。受け取れない荷物としては、冷凍・冷蔵が必要な生ものや貴重品、代金引換、着払いなどが上げられます。再配達解消へ期待される取り組みとしては、コンビニ受け取り、配達の時間指定、お届け前の連絡、事業所での受け取りなどがあります。それぞれ、メリット、デメリットありますが、それらを踏まえた上で自分に合った方法を見つけることが重要となる。