周りの目を気にして休めない人1%の組織とは

ロバート・ウォルターズ・ジャパンが「休み方の実態調査」として、英語力と専門スキルを活かして働く会社員554人を調査。2018年度の有休消化日数を聞いたところ、8割以上の人が年5日以上は有休を消化。6割以上が10日以上の有休を取得できている。
一方で、5日未満の有休にとどまった人(16%)に、その理由を聞いたところ「仕事が忙しかったから」(56%)がもっとも多く、「休みたいと思わなかった」(18%)が続いた。
注目すべきは「周囲が有休取得しないから」という、周りに忖度した理由で5日未満の取得にとどまったのは、回答者全体に占める割合では、わずか1%だったこと。
グローバル人材に聞いた今回の調査では、「周囲が有休取得しないから」休まない人がわずか1%というのなら、組織の文化や風土に、日本人の休み方は大きく左右されているのかもしれない。

引用:https://www.businessinsider.jp/post-188229

─ YODOQの見方───────────────────────────

スマートフォンが普及した現代では、いつでもどこでも誰とでもつながる社会です。
その気になればいつでもどこでも仕事ができてしまいます。
それゆえにテレワークが推進されつつありますが、いつでもどこでも誰とでもつながる社会は自由に見えて、実はインターネットという「見えない縄」に常に縛られている社会でもあります。

2017年1月、フランスでは勤務時間外にメールなどを通じて仕事とつながらなくてよい権利が法律で認められました。俗に「つながらない権利」と言われています。この法律は、従業員50名以上の会社が対象で、社員が企業からのアクセスを遮断する権利を認めるものです。

「見えない縄」への対策として、組織全体で仕事の割り振り方の見直しが必要だと思われます。
担当領域が曖昧だと、休んだ人の分の業務がそのまま負荷として残った人に上乗せされます。
もし、自分の担当領域を自分の裁量で業務調整できて、他の人にしわ寄せがいかない体制がとれれば、休むことの後ろめたさから開放されるのではないでしょうか。

参考:https://urbanlife.tokyo/post/8888/