プラごみは回収不可?

米国バージニア州スタントン市では、市によるプラスチックごみの回収を停止している。回収再開の予定もないため、住民はなるべくプラ容器に入った食品などの商品を購入しないようにするなどの対応を迫られている。
以前、プラごみは資源ごみとして主に中国に輸出されていたが2018年から中国はプラごみの輸入を一切停止した。これまで世界中のごみを受け入れてきた「世界のごみ捨て場」が満タンとなり、急に門を閉ざしてしまった影響は大きい。
日本はアメリカに次いでごみ排出量、輸出量が多く、他人事ではいられない状況となっている。

引用:ビジネス特集 プラごみ回収しません 市から通知あったら? | NHKニュース

─ YODOQの見方───────────────────────────

プラごみを再生することは非常にコストが高く、経済的な理由で処理が進まない状況となっているようだ。

現在の各地方自治体のゴミ処理方法も様々だ。
 大阪市 分別収集 → 再生業者への委託
 吹田市 可燃ごみとして焼却

参考:大阪市 容器包装プラスチック分別収集のゆくえ
参考:吹田市 燃焼ごみの行方

吹田市のように完全燃焼できる高度な焼却施設を持っている自治体は少数のようだ。
ただ燃やせばよいということではなく、プラごみの排出が増加していることは重大な課題で、再利用、再生の割合を増やす、ごみの量をなるべく減らす(3R)を推奨している。
プラスチックごみを再利用するためには、適切な処理をしたうえで廃棄することがとても大切なため、住民が日頃から意識することが重要だ。