コクヨ、勉強時間を可視化する“IoT文具”「しゅくだいやる気ペン」発売

コクヨは7月11日、市販の鉛筆に取り付けると勉強時間を可視化できる“IoT文具”「しゅくだいやる気ペン」を17日に直販サイトで発売すると発表した。

引用:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1907/11/news093.html

このペンは市販の鉛筆に取り付けることで筆記量を計測し、iPhone/iPadとBluetooth接続してアプリで筆記量を確認できます。
利用者向けには、筆記量によってペンが光ったり、アプリ内のキャラクターが成長するなど、子どもがゲーム感覚で勉強を楽しめるような工夫がなされています。
保護者向けには、アプリで学習時間や集中の度合いが分かったり、頑張りの変化をお知らせする機能があり、褒めるきっかけを与えてくれます。

─ YODOQの見方───────────────────────────

この「しゅくだいやる気ペン」はクラウドファンディングサービスを利用して開発が進められました。
そのためか、通常は発売段階で行うプレスリリースを開発時に発表しています。
そこから1年ほどを掛けて開発し、発売開始となりました。
参考:https://www.kokuyo.co.jp/com/press/2018/06/2056.html
参考:https://www.mana-biz.net/2018/11/vol2.php

クラウドファンディングは、様々なサービスで提供されており一般的になってきています。
参考:https://readyfor.jp/
参考:https://camp-fire.jp/
参考:https://www.makuake.com/

商品開発時点から広告を兼ねて発表することができるため、資金提供を受けられるだけでなく、より広く認知してもらえるという利点もあります。
もちろん、支援に対するメリットや商品への期待がなければ、興味を引くことはできません。
商品開発の結果が芳しくなかった場合は、通常の商品発売以上に不評をかってしまうことが予想されます。

今回の「しゅくだいやる気ペン」では、対象ユーザー(親御さんやお子様)からの意見を募ることで、より共感してもらえる商品として開発が進められました。大手企業で資金的には問題ないと想定されますが、あえてクラウドファンディングという形式をとることで、宣伝になるだけでなく商品へのフィードバックも受けやすくなったのではないかと思います。