メルマガ読者の皆様
ヨドックメルマガ第13号です。
今回の編集担当は大野です。
皆様 さくらの咲く時期、お花見にも行かれたことと思います。
現在、花と言えば「さくら」とほとんどの人が思い浮かべますが、万葉集が
編まれた奈良時代の頃は、花と言えば「梅」だったようです。
中国の影響の大きかった奈良時代から、独自の日本文化を育んだ平安時代に
日本人の精神的美徳である散って行く儚さや潔さをさくらの花にたとえたこ
とで受け入れられていったと言われています。
そのような歴史は知らずとも感覚的に受け入れられるさくらですが、
弊社でも、花見イベントを企画していたのですが、3月最終週の週末はかなり
気温が低く、子ども達が参加するということもあり急遽ボーリングに変更に
なりました。
何年か前にボーリングイベントを行ったことはありましたが、ボーリングは
うるさすぎて話ができないのでイベントとしては敬遠しておりました。
残念ではありましたが、道中きれいなさくらを横に見ることができ、すこし
花見気分を味わうことができました。
それでは、今月のヨドックメルマガをお送りします。
このメールマガジンは、株式会社ヨドックのお客様、またはスタッフがお会い
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◇◆◇ ヨドック見聞録 vol.13 2014.04.17
◆◇◆ http://www.yodoq.com
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[1] 大阪の未来はどうなる(今月の一期一会)
[2] ヨドックの見方
[3] KIKAQ情報通信
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[1] 今月の一期一会
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大阪の未来はどうなる
大野 育生
東日本大震災からの復興、2020年東京オリンピック開催、2027年リニア新幹
線開通と続き、金融や経済の東京一極集中が加速しています。
先日某新聞社の役員の方とお話する機会があり、その話題が出ました。昔の
「大阪は企業に力があり、さまざまな政治的な方針に意見を述べるだけでな
く、自分の足で行動し大阪の将来を考えていた。しかし今は意見するだけで
行動しなくなった。」と言います。
今年は大阪のまちの問題に対して関わる機会が多く、大阪をどうにか盛り上
げることはできないか、そのような志を持って行動する人をもっと増やして
いかなければ、ということを考えることが多くなりました。
しかしながら、自分のことを見つめ直してみると、強い想いを持って大阪や
住む地域の為に仕事をしているのか。またそもそも大阪や地域のことを自分
自身が知っているのかということに改めて気付くことになりました。
大阪の人も含め私たちは自分達の住むまちのことを知りません。40年近く暮
らしていても、友人に「大阪の見どころやお勧めを教えて」と言われ、「た
こ焼き、お好み焼き、串カツ」などのB級グルメや、「USJ、通天閣、大阪城」
などの皆が知っている観光施設を伝えている自分の無知に気付きます。
そもそも大阪は奈良や京都よりも前に日本の中心であった土地です。大阪城
外堀の南付近にある難波宮跡がその場所です。その理由としては、大阪はも
ともと大阪城の辺りまでが海で、外国への使者を送りだす国際港であり、東
西南北の交わる交通の要所であったからです。
その後も栄えたまちでしたが、特に江戸時代には天下の台所と呼ばれる日本
全国の物流が集中する経済・商業の中心地でした。
この頃には、淀屋橋で有名な淀屋が自費で中之島の開発を行い、世界で初め
て先物取引の仕組みを構築した堂島米会所をつくりました。
大阪の発展に合わせ、大阪ミナミでは歌舞伎や人形浄瑠璃が人気を呼び大阪
からさまざまな芸術文化が日本全国に広まりました。
近年においても食において様々な世界初を生みだしています。日清食品のチ
キンラーメン(即席麺)、大塚食品工業のボンカレー(レトルト)、スエヒロの
しゃぶしゃぶ、元禄寿司のまわる寿司などなど。
これらはすべて商いのなかでいかに受け入れられるものを民間の力で創り出
してきたかという証です。
このような事を成し遂げることができたのも、日本でありながら、何に対し
てもユーモアや付加価値を求める、人と人との関係を大切にする独特な精神
性を持つ大阪ならではではないかと考えます。
考えてみれば関西圏は古都と呼ばれる京都・奈良、西洋のまち神戸、大阪自
身が娯楽のまちであり、日本全国を見ても観光資源が豊富に存在しています。
道州制に期待するところもありますが、首都圏にない特徴を生かし、関西圏
独自の強みを生かしていく政策や活動を応援したいと思います。
東京一極集中は、日本という国にとっても危機管理的なリスクを生んだり、
一国の中の貧富の差が拡がったりと国の豊かさという意味では逆行する方向
です。先日、安部政権による国家戦略特別区域の内容が発表されました。
この内容が適切なのかを判断する知識はもっておりませんが、地域地域の特
徴を生かした産業が成長できる環境はどんどん作っていってほしいと願いま
す。
どこで知ったのかは忘れましたが、文化や芸術が活性化する地域は、創造力
やイノベーション力が養われ、新しい物やサービスが生まれる下地になるそ
うです。どれほど根拠があるのかわかりませんが、歴史的な背景を考えれば
そうなのかもしれません。
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[2] ヨドックの見方
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▼「特定支出控除」とは?
http://toyokeizai.net/articles/-/29628
特定支出控除というのは、会社員が仕事をする上で必要と認められた出費の
うち、給与取得控除の1/2を超えた額を、控除額に加算する事が出来るとい
う制度です。13年度の税制改正で特定支出控除の範囲と条件が緩和されて、
通常の会社員でも以前よりは適用できる機会が増えました。
以前は、交通費、転勤による転居費、業務上必要な技術を身につけるための
研修費及び資格費だったのが税制改正で図書費、衣服費、交際費(接待、贈
答含む)が追加されました。
─ YODOQの見方───────────────────────────
給与所得控除の半額以上が対象になったと言っても、必要な経費は会社が大
体支払ってくれるため、給与所得控除の半額を超えるのはかなり難しい。
語学教室やセミナー、ベンダー試験の研修に合わせ、図書費や衣服費を利用
すれば、特定支出控除の機会を増やすことができます。
会社側から見たこの制度は、会社の資金を使わずに社員へ入る金額が増やす
ことができるので、積極的に認めてもよいのではないでしょうか。
特に試験に落ちた時、試験代は出さないけれど、特定支出控除の証明はする
といったことを、会社側から社員へ発信すれば、特定支出控除を利用する人
も増えると思われます。
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▼日本企業は本当に技術を大切にしているのか
http://bizgate.nikkei.co.jp/article/15130615.html
2012年2月に会社更生法の適用を申請したエルピーダメモリは、2013年7月末、
米国資本の傘下に入った。同社社長を務めてきた坂本幸雄氏が技術やものづ
くりにかける熱い思いを紹介しています。技術者を大切にするスウェーデン
の話し、キャリア制度、モチベーションの上げ方など意味深い内容です。
─ YODOQの見方───────────────────────────
第7回 モチベーションは上司、部下のどちらが高めるべきか?
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20121218/334302/
上司の言い分、部下の言い分を分析し、モチベーションをめぐる溝を埋める
ために、上司・部下への提言を明確にポイントを整理してまとめられていま
す。
結局は相手の立場、状況を理解してあげることに努めることが必要だという
ことが見えてきます。
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▼2014年こそ目標を実現する!心理学者が教える目標達成のメカニズム
今年も元旦に何らかの目標を立てたという方も多いでしょう。心理学者
Richard Wiseman氏の調査結果の目標達成やり方を推奨している。さらに男
女で異なるアプローチも推奨している。
http://news.mynavi.jp/articles/2014/01/17/resolution/
─ YODOQの見方───────────────────────────
1度立てた目標を達成するためのノウハウはたくさんありますが、イリノイ
大学で行われた研究結果によれば、目標を「自分への質問」というかたちで
設定すると、最後までやり遂げられる確率が上がるようです。
目標は「どうしたら〜できるだろう?」と質問形式にしたほうが達成しやす
くなる:研究結果
http://www.lifehacker.jp/2014/01/post_1805.html
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▼マルチタスクが得意なのは2%の人だけ
http://mashable.com/2012/08/13/multitasking-infographic/
マルチタスクの処理に優れる「スーパータスカー」は人口の2%しか存在してお
らず、彼らの脳は一般の人とは明確に異なるという研究がされている。
しかし残り98%の人に対して、マルチタスクが脳に与える負荷は高く、本来な
ら推奨されるべきではない。
─ YODOQの見方───────────────────────────
「マルチタスク」がカッコイイと思われる現代。日常生活の中でもスマホを触
りながら何かをすることは多いだろう。業務でもメールを見たり、A社の見積
もりを出したり、B社の打ち合わせの準備をしたり…マルチタスクを行うこと
はごく一般的にあり得る。マルチタスクを如何にシングルタスクに落とし込
むことができるかが、スムーズに仕事を運ぶカギになる。
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■備考
・ユタ大学の発表
http://www.health.com/health/condition-article/0,,20255244,00.html
・マルチタスクによる脳へのダメージは回復不可能
http://www.zaikei.co.jp/article/20120509/102785.html
・マルチタスクによって生じる精神的・身体的問題がさまざまな研究から判明
http://gigazine.net/news/20131022-myth-of-multitasking/
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[3] KIKAQ情報通信
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もともと弊社は教育に力を入れて新人教育をしています。一昨年からは経験
者向けの教育テキストをつくり全社員に受けてもらう活動もしています。
現在は技術的な教育に偏っていますが、本来企業の教育とはどうあるべきか
研究・検討し、質の向上を図ろう!という目的で、先月教育部が立ち上がり
ました。
マナー研修から始まり、社員が身につけておくべき知識や技能について再度
考え直す良い機会となれば良いのですが・・・。
次回の発表に期待します!またより良い情報はメルマガでも発信していきた
いと思います。お楽しみに。
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