メルマガ読者の皆様
ヨドックメルマガ第17号です。
今回の編集担当は大野です。
皆様 猛烈な寒さが続きます。例年の冬はマフラーだけで乗り切るのですが
今年はとても我慢できないような寒さです。部屋の中の温度と外の温度が激
しく変化しますので、体にはご自愛ください。
3カ月の間、諸事情にてメルマガをお休みさせて頂いておりましたが、やっ
と落ち着いて時間がとれるようになってきましたので、再開させていただき
ます。
先月は、2度海外に行く機会がありました。1度目は1年前に開いた中国の
大連の拠点への視察と、私の所属している一般社団法人大阪青年会議所とい
う団体から世界の会員が集まり、事業の成果を発表し合う世界会議というも
のに参加する目的でドイツに行って参りました。
毎年1,2回は行く機会があるのですが、海外に行くといつも感じるのが、
日本の素晴らしさです。
今日本は選挙が終わり、投票率が戦後最低の52.66%であったことが注目され
ています。選挙戦では与党を追及する論戦が繰り返され、政治腐敗や、経済
対策、雇用問題、外交・安全保障問題が注目されていました。
有権者の多くは政治に関心が無く、それでいて現状の不満を発し続けていま
す。
ところが、海外に目を向けてみると、日本がどれほど素晴らしいくになのか
がわかります。
そもそもなんの差別もなく選挙権が与えられていること自体がそれほどあた
りまえではありません。また、失業率などは世界でも上位の低い値です。
生活に関しても、食べ物はおいしく、サービスが整っており、もっとも安全
な国の一つです。海外ではそうはいきません。お金をたくさんださないとお
いしいものや良いサービスは受けることができませんし、安全に旅をするこ
とも難しいです。
現実、今回、デンマークに行った時に、警官(おそらく偽警官)に財布の中
身を無理やり取られました。これはたまたまではなく、これまで50カ国以上
の国を旅していますが、ある確率で必ずこのようなことに出くわします。
ヨーロッパなどの海外では国境があるようで無く、パスポートチェックもあ
りません。それは良いこともありますが、色んな人が東欧から西欧へ流れて
来ているのかもしれません。ヨーロッパなどの国では、隣の国の状況と自国
を自然に比較できる環境が国民の満足度を上げているように感じてなりませ
んでした。
それでは、今月のヨドックメルマガをお送りします。
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◇◆◇ ヨドック見聞録 vol.17 2014.12.25
◆◇◆ http://www.yodoq.com
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[1] 大連と日本の関係(今月の一期一会)
[2] ヨドックの見方
[3] KIKAQ情報通信
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[1] 今月の一期一会
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大連と日本の関係
大野 育生
冒頭で書きましたが、昨年の12月に中国大連のソフトウェアパークに開発拠
点を作りました。それなのにこれまで一度も大連に行ったことがありません
でした。できるだけ早く見ておきたかったこともあり、強硬で土日を使って
行ってまいりました。
しかし、ただ行くだけでは勿体無いので、歴史的な繋がりの強い大連やその
周辺の歴史について学んでから行くことにしました。
単に近いという理由かもしれませんが、日本に来ている中国人のうち、大連
や瀋陽、ハルピンから来ている人が多いように感じていました。
大連と日本の関係は明治維新の頃にまでさかのぼります。
日本は黒船来航後、世界の列強諸国との力の差を見せつけられ、明治維新へ
つながっていきますが、その背景として、英・米・露などの国々からの侵略
の危険を感じ、一刻も早く西洋に追いつき近代化を実現しなければならない
という切実な危機感をもっていました。
世界の列強諸国は弱体化した清(中国)に対して次々と侵略行為を繰り返し、
不平等条約を交わしていきました。その流れで、1898年の日清戦争の後、一
旦は日本に割譲された遼東半島を三国干渉によって清に無理やり返還させら
れました。その後、ロシアが遼東半島を清から租借してしまいました。それ
からもロシアの南下政策により朝鮮半島への影響力を強めて行きました。
そのようなロシアの脅威に脅かされていた日本は、本土を守る防衛線として
朝鮮半島、遼東半島へ進出することになっていきました。
そこで起こったのが遼東半島の南端に位置する旅順・大連を中心とした日露
戦争です。1904年当時ロシアが租借していた旅順港を奇襲することから始ま
り、バルチック艦隊を撃破した日本海海戦により日本が優勢となり、和平へ
と進みました。これにより、ロシアの軍事的脅威を排除して当面の安全保障
を達成しました。また新たに東清鉄道の一部である南満洲鉄道を獲得するな
ど満洲における権益を得ることとなりました。
その後、1910年に韓国を併合し、大連・奉天(現在の瀋陽)・新京(現在の長春)
・哈爾濱(ハルビン)などへ勢力を拡げていき、1932年に傀儡国家である満州
国を建国していきました。
台湾もそうですが、満州や朝鮮半島についても、侵略して行ったことには変
わりありませんが、それぞれ、日本が関係してなければ、台湾は中国に、満
州や朝鮮半島はロシアに侵略されていたことは間違いないでしょう。
そして日本が占領している間は、本国以上に巨額の投資を行いそれぞれの地
域の発展に大きく貢献しました。
そのような経緯もあり、大連出身の弊社の社員が言うには北京や上海よりも
比較的親日の人が多いということです。
大連は600万人くらいの人口を抱え、今も満州国時代の建物が所々に残ってい
ます。大連市の郊外には、大連経済技術開発区と呼ばれる1984年に設置され
た中国の最初の経済技術開発区があり、多くの日本企業が進出しています。
現在では進出のピークが過ぎ、マンションなども郊外に行くほど売れ残った
物件が目立ち、中国バブルの崩壊の匂いを感じさせる状況でした。
オフショア拠点としては人件費が上がり、メリットが少なくなってきていま
すが、豊富な人材を確保しやすいという状況と、社員の出身地という利点を
活かした開発体制を構築しています。
ちまたでよく言われる中国人はお金だけが目的で会社に留めておくのは難し
いとドライなイメージで語られますが、大連拠点の社員のみなさんはとても
礼儀正しく、シャイで純粋なイメージをもちました。
知り合いの中国人に対しても同じようなイメージがあり、日本のような正社
員という形態が少なく、働くことへの慣習なのだと納得しました。
どの国もそうですが、対象の国の文化、宗教、習慣を深く知り、違いを受け
止めることが海外でのビジネスを成功させる最も重要な要素であることを体
感した3日間でした。
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[2] ヨドックの見方
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▼ニセ物が横行するオリーブオイルビジネスの実態
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20121128/240263/?leaf_ra
健康・美容にいい油として注目され、欧米だけでなく日本の食卓にも浸透し
ているオリーブオイル。ところが今、このオリーブオイルの品質が危機に瀕
しています。日本での品評会で、出品されたエキストラバージンオイルの3割
がニセ物であったケースも報告されており、偽装が野放しになっている状況
が懸念されています。
─ YODOQの見方───────────────────────────
昨今食品の偽装表示や異物の混入などが後を絶たず、その背景には生産者、
ディーラー、マフィア、業界団体、業界を監視する政府などの利害と思惑が
複雑に絡み合っているようです。
最近「公正な取引」を後押しするフェアトレードの制度が脚光を浴び始めて
おり、こうした公正さを担保する仕組みを私たちが積極的に活用することで
生産者と消費者の関係を是正していくことに繋げることができるのではない
でしょうか
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▼目指せ起業大国、失敗ですべて失う慣行変えよう
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDZ160I7_W4A510C1X12000/
日本ではベンチャーはリスクの面から根づかないという話をよく聞きますが、
「リスク」とは「計算した行動では成果が大きい」という意味合いが強くあり
ます。日本でリスクを取るためには再挑戦の可能性を与える環境づくり、制度
づくりが必要です。
─ YODOQの見方───────────────────────────
会社でも成長の牽引力のためベンチャーのような挑戦をしていく必要があり
ます。しかし、日本と同じで失敗を恐れ挑戦しにくいのが現状ではないでしょ
うか。それを打破するため楽天では、成果だけでなく取り組みを評価する仕
組みを作り挑戦しやすい環境づくりを進めています。
・“成長したい人が成長できる”人事制度とは??
https://jinjibu.jp/article/detl/tonari/234/
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▼食と農 改革の時、90億の胃袋を満たせ
http://www.nikkei.com/article/DGXLASM116001_R00C14A8MM8000/(有料会員のみ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/スヴァールバル世界種子貯蔵庫
北極海に浮かぶノルウェー領スピッツベルゲン島。2008年2月26日、ビル・ゲ
イツ主導のもと、地球上の種子を冷凍保存する世界最大の施設に今年2月、
岡山大教授の佐藤和広(56)は575種類の大麦の種を携えて、この永久凍土の
地を踏んだ。日本から届ける初めての種だった。出番は戦争や干ばつ、未知
の病虫害などに遭ったとき。最終的に最大300万種の種子を保存する計画。
─ YODOQの見方───────────────────────────
ビル・ゲイツはその他にも途上国のエイズ、マラリア、結核の根絶や教育、
貧困、識字の水準の改善などに尽力し、自己資産の95%を事前活動にあてる
という。このような行動を行うのはどのような理由からか。人間の欲求を
紐解くと理解できるのかもしれない。
http://www.motivation-up.com/motivation/maslow.html
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▼海外から学ぶソーシャルメディア活用法
http://blog.btrax.com/jp/2014/05/06/social-media-marketing/
海外では活発にSNSを活用し顧客との距離を縮め、最終的には売上増加やコン
バージョン率の上昇を導く取組みが取り入れられている。
海外では顧客や取引先との親密性を築くためにメディア毎にどのような活用
方法が採られているのかだろうか。
─ YODOQの見方───────────────────────────
日本では一部メーカー以外ではSNSを利用したプロモーションは活発に取り入
れられていない状況だと言える。この背景にはどのように活用すればよいかわ
からない、効果がみられるかわからない、不特定多数の人間からマイナスの評
価をされる不安といった点が見られる。
「海外向けソーシャルメディア用コンテンツ作りを完璧にする10のポイント」
の記事で公開されているポイントは海外だけでなく、日本でも通じる項目だ。
http://blog.btrax.com/jp/2014/06/23/sns-contents/
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▼NECがオランダ社と組みIT農業、世界で販売へ
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20141027/385069/?bpnet
NECは、オランダのIT企業であるDacom社と共同で、化学薬品の使用量を減ら
しつつ収穫量は最大化できるという手法を開発、欧州・中東・アフリカの大
規模経営農家に販売する。収穫量を最大化しながら低コスト・省資源で農作
物を栽培することが可能になるとする。
─ YODOQの見方───────────────────────────
このような大手による関わる仕入商品の囲い込みに繋がる動きに対抗したと
り組みとして、農業を細かなプロセスに分解し、1つの役割を担うロボット
を提供する。それぞれの農家の課題に合わせて低価格での導入を可能とする
「草の根農業革命」を実現している。
自作ロボットが農作業、草の根ITで農業革命進行中(ITProID必要)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/watcher/14/334361/101000084/?ST=system
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[3] KIKAQ情報通信
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11月にて新入社員の教育プログラムが全て終了し、実業務についています。
当然のことですが、上達の早い者、遅い者の差は出ていますが、どの社員も
継続的に勉強を欠かさずがんばっています。
先日、忘年会がありましたが、日を越えても残って話を聞く新入社員の姿が
目立ちました。そのような姿勢はお客様と接する時にも信頼を築く1つの方
法となります。
IT業界では目まぐるしく変化している情報についていくことが重要になって
来ます。単なるプログラマーではなく、お客様が何を必要としているのかを
汲み取ることのできる技術者へと成長していってもらいたいと思います。
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最後までお読み頂き誠にありがとうございました。
このメールマガジンは、ヨドックと関係のある方々により有益な情報を提供
できないかと考え始めました。今後も皆様にウェブ業界の最新ニュースをお
伝えしつつ、楽しんでお読み頂けるメルマガ発行を目指して参りますので皆
様からのご意見・ご感想お待ちしております。
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