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  • 相手の組織につぶされるような仕事はしたくない。
    大きな組織に影響されない仕事。この解答はそれほど難しくはなかった。
    ようは相手の土俵で相撲をとらないことである。
    その時の私は怖い物しらずで、大きい物に挑むことに美的感覚を抱いていた。
    正論をぶつけていれば、かならずわかってくれる時が来る。そう信じていたように思う。
    しかし現実はそんなには甘くは無かった。これまでこの方法でうまくいっていたのは、
    人に恵まれたのだということを肌で感じさせられました。

    具体的にはそれではどうすれば良いのか?
    ようするに、主導権を握れるプロジェクトにかかわる。もしくは主導権を握れる可能性
    のあるプロジェクトを担当する。
    たまたまそのことを考えていた自分に、転機となるプロジェクトがめぐってきました。
    これは、後で聞いたことですが、私が担当したプロジェクトは、危険すぎて誰も手を
    だそうとせず、困っていた案件だったそうです。
    しかし私にとっては自分の実力を最大限に出せ、
    皆が無理と考える案件=失敗してもとがめられないお宝案件
    でありました。
    逆にこれを成功させ、会社の開発力を売ってやろうと考えました。

    このプロジェクトにて、ここ数年実現してきたビジネスモデルが完成しました。
    Java技術者の教育→Java言語に特化
    Java言語に特化→Java案件の収集
    既存顧客→常駐プロジェクトの特定会社の拡大
    新規顧客→炎上案件の担当→火消し作業→信頼の獲得
    新規顧客・既存顧客→新規案件の拡大

    誰が見ても難しい案件、出来なさそうな案件。これらを片付けていくことこそ
    お客様に満足を与える仕事=自分たちにしか出来ない仕事=我々の役割
    と考えました。

    -つづく-

    Posted by ono @ 02:44

2 Comments to ITの仕事とは-続

  • 主導権は、私も第一に置いています。

    自分の利益を引き出そうと思えば、例え客相手であっても主導権は譲れないと考えています。

    その為のテクニック、永遠のテーマです。

    P.S. 初めてのレスになりますが、毎回興味深く読ませてもらっています。

  • >新規顧客→炎上案件の担当→火消し作業→信頼の獲得共感します。

    私も今までやってきた案件で特に信頼を得られたと感じた案件は
    誰も無理と言われるような無理な案件を成功に結びつけた時でした。

    トラブルや困っている人を見つけた時、ラッキー!ついてる!と
    考えてモチベーションを上げられるかが鍵のような気がします。

    ヨドックの今後が楽しみです。