ソフトウェア開発。
「ソフトウェア開発は、80%が知的な作業であり、かなりの部分が創造的な仕事であり、事務作業はほとんどない。」
と本に記述してあった。
最近の作業は事務作業ばっかりだと心の中で嘆くことが多くなってきましたが、なぜこういうことがいえるのか、ちょっと考えてみました。
例えば、ある仕様書があり、ガイドを元にしてコーディングする作業があるとする。こんなものは解法も示されていて誰でも出来ると思うだろう。
しかし、2人に同じ事をやらせたとしてもその結果は大きく違うものとなる場合がある。
1人は記述していることを何も疑問に思わず、ガイドどおりにコーディングした。
1人はその仕様がどういうことを行うべきかを考えながらコーディングした。
もしかしたらこの時は同じようなものが出来たかもしれない。しかし、もし仕様書に致命的な抜けがあった場合。
例として消費税の計算を考えた場合、消費税額の1以下の値を四捨五入すると記述してあった場合、おそらく前者が仕様の間違いに気付くことはないだろうが、後者は気付くかもしれない。
このように本来単純に見える作業も人によって作業の質が大きく変わってくる。このように人によって作業内容が変化するということはこの作業は知的な作業と言える。
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