お客さんからの指摘。
先日ミーティングにてお客さんとのやり取りの1部分です。
カットオーバーが近づき、テストも完了したさなか、処理構造の大きな変更が持ち上がった。
簡単に言えば、Webでは通常ウィザード形式で画面を進んで行って戻った場合は値の復元は行われるが、さらに進んだ時は値は復元されないことがセオリーとなっています。
このことはクラサバのシステムと比べてシステム上の制限とも言える代表的な事例である。
クラサバからのマイグレーションである為現行保証が必要となるが、この件について合意がなされていなかったことから、時期・利便性・品質・コストのおとしどころ探る為のミーティングだった。
■システム側の意見
この時期での大きな変更はテストのコストが膨らみ、品質に問題が発生する可能性が高い為、機能的に譲歩できる部分は情報してほしい。
■お客様
当システム制限は合意事項に無く、納得しがたい。ダウングレードする事に関して時間やコストを理由にするのはシステム側の都合すぎるのではないか。
お客様一言ばっさりと、多くの時間を取って要件をつめるコストのかかる開発体制を取っているのは顧客満足(システム側の言い方だが)を高める為。それが出来なければシステム側の押し付け型の開発でコストを少なくした方が時間もコストも節約できて良い。
契約時の1つの合意ミスが大きく跳ね返る一例です。
ちなみに今回の件はお客様の配慮により最大限譲歩を検討してくれています。
システム屋として心に留めておきたい一件です。
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