日経記事
経営視点
液晶テレビでサムスン電子が世界二位に落ちたことに衝撃が
走った。抜いた相手は「ビジオ」という無名の米国企業。
そのからくりは、工場をもたない、ファブレスメーカー。
つまりEMS(受託製造会社)が製造を担当し、会社は製品の企画
のみを行うというもの。
この流れは、現在の勝ち組(景気の良い会社)の手法かもしれ
ない。例えばアップルなんかもその良い例。商品の企画だけを
行い、製造は提携する会社にまかせる。
これによって在庫を抱えたり、設備投資を抑えることでリスク
を少なくする。
一見すばらしいと思えるが、日本企業である、シャープ、松下
などは、アイデア商品は主力にはなりえないと技術の重要性を
主張しているようです。
今だけの視点では上記のことはどちらが良いかは判断がつかず、
長い歴史の中で証明される企業のアイデンティティだと感じま
した。
個人的には、ぽっと出てくるアイデアで一攫千金しても、結局
は長期的にこつこつとノウハウを蓄積し、技術力(人・ノウハウ)
をまねできない形にもっていくことが重要なことだと考える。
http://www.yodoq.com/technology/scrapbook/20070925.pdf
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