本日は天保山のサントリーミュージアムにて安藤忠雄の短時間のトークショー
に行ってきました。
歯に衣きせぬ物言いはこれまでのイメージを大きく変えました。
特に心に残った話というと、サントリーミュージアム自体ができた経緯として
佐治敬三さんに頼まれた時のことを話されていました。
1000坪くらいの土地に建物を建てる時、その周辺の設計も同時にやってや
ろうと考えたようです。しかし、その周辺の土地は、大阪市や、国の土地で、
巻き込むのが非常に難しい状態だったようです。
そこで、関係のある、国土交通省、運輸省、大阪市に対して許可を取る必要が
あった。その際に、国の組織が縦割りであることを利用した作戦をたてたそう
です。
大阪市には、国土交通省が許可した振りをし、
国土交通省には、運輸省が許可した振りをし、
運輸省には、大阪市が許可した振りをしたらしい。
どこも縦割りなので、連携がなく、すべてにおいて許可を取得できたらしい。
無理だと思ったら無理。
なにか隙間をさがしてやってやるという気構えが必要とのこと。
口癖のように、最近の若者は最悪、最悪と連呼されていました。
わたしも確かに大丈夫かと心配になりますが、なかにはそれでもしっかりした
人もいるのも事実です。
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