相手の組織につぶされるような仕事はしたくない。
大きな組織に影響されない仕事。この解答はそれほど難しくはなかった。
ようは相手の土俵で相撲をとらないことである。
その時の私は怖い物しらずで、大きい物に挑むことに美的感覚を抱いていた。
正論をぶつけていれば、かならずわかってくれる時が来る。そう信じていたように思う。
しかし現実はそんなには甘くは無かった。これまでこの方法でうまくいっていたのは、
人に恵まれたのだということを肌で感じさせられました。
具体的にはそれではどうすれば良いのか?
ようするに、主導権を握れるプロジェクトにかかわる。もしくは主導権を握れる可能性
のあるプロジェクトを担当する。
たまたまそのことを考えていた自分に、転機となるプロジェクトがめぐってきました。
これは、後で聞いたことですが、私が担当したプロジェクトは、危険すぎて誰も手を
だそうとせず、困っていた案件だったそうです。
しかし私にとっては自分の実力を最大限に出せ、
皆が無理と考える案件=失敗してもとがめられないお宝案件
でありました。
逆にこれを成功させ、会社の開発力を売ってやろうと考えました。
このプロジェクトにて、ここ数年実現してきたビジネスモデルが完成しました。
Java技術者の教育→Java言語に特化
Java言語に特化→Java案件の収集
既存顧客→常駐プロジェクトの特定会社の拡大
新規顧客→炎上案件の担当→火消し作業→信頼の獲得
新規顧客・既存顧客→新規案件の拡大
誰が見ても難しい案件、出来なさそうな案件。これらを片付けていくことこそ
お客様に満足を与える仕事=自分たちにしか出来ない仕事=我々の役割
と考えました。
-つづく-
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