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  • 5年ほど前、システム開発のプロジェクトリーダをしていてふと感じました。
    今システムを開発して、自分で言うのもおかしいが活躍している。
    正確かどうかはわからないが、会社に3000万円くらいの利益はもたらしたと聞いている。
    でも・・・。実際だれがこの頑張りを喜んでくれるのだろう。
    当時、基本的に担当するのは大規模開発で、エンドユーザの声が聞ける立場にない私は、
    常に疑問を持っていました。
    ITスキルを磨くことは当然だとは考えていたのですが、その先にあるものがどうもはっきり
    せず、いつも考えていたように思います。

    その時にこう思いました。お客様を獲得する営業から受注、要望聞き取りから設計、製造、
    完成、リリース、保守までの作業を全部行うことが自分にはできるのか?

    ということでした。そのことを考え出し、まず1歩目で疑問が発生しました。
    ・どのように仕事を取っていくのか。
    ・お客様の業務についてどのくらいわかっているのか。
    ・・・
    結局自分は歯車としてしか力を発揮できない現実がありました。
    その時に興味を持ったのがコンサルタントでした。
    私のイメージでは、会社の実情を分析し、改善案を提案し、会社を良い方向へ持っていく。
    人の何倍もの知識を持っているからこそそのようなことが出来るのだとイメージしていました。

    その時私はまずは中小企業診断士に興味を持ち始め、TACに通いはじめました。
    おもしろい。
    多少は色々な分野をかじってはいたものの、体系だてて学ぶと、わからないことだらけ。
    同時に、
    どう考えても教えられることは入門編で、実務では使えそうに無い。(より深い知識、経験が必要)
    ことも痛感しました。

    当時現場に入っていて、組織の狭間で組織的な力につぶされようとしていた自分にとって
    大きな危機感を覚えたことを思い出します。

    -つづく-

   

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